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WEB面接を成功させる9のマナー

<WEB面接の基本マナー>
①背景は「壁のみ」にするのがベスト
②プロフィールには自分の写真・名前を設定する
③周囲の雑音・着信音を拾わないよう準備する
④カメラは上半身が映るよう目線の高さに設置する
⑤10分前にはスタンバイしておく
⑥聞き取りやすいようはっきり話す
⑦メモはキーボードで打たずに紙を使う
⑧リアクションや表情は少し大げさにする
⑨挨拶・お礼は丁寧に伝える

対面面接よりも細かなコミュニケーションがとりにくいWEB面接では、上記のマナーをしっかり意識することで、面接官に好印象を与えることができます。採用を目指すためにも、ここから詳しく紹介する10のマナーをぜひ守っていきましょう。

■背景は「壁のみ」にするのがベスト
WEB面接では、カメラに映る背景にも配慮が必要です。背景は、できるだけ「壁のみ」にしましょう。物が多少映り込む程度であれば問題ありませんが、ポスターや洗濯物が見えると、生活感が出すぎてしまいます。プライベートな雰囲気を出さないよう、背景に写り込む物を減らしましょう。

「背景は真っ白じゃないとダメなの?」という疑問がよく聞かれますが、「白でなければならない」というルールはありません。企業側から、白色の背景を指定された場合は、淡色のカーテンやシーツを利用すれば、背景を白に近づけることができます。
どうしても、物を動かせない、背景を淡色にできない場合は、ネットカフェの個室やレンタルオフィスの個室を活用するとよいでしょう。

■プロフィールには自分の写真・名前を設定する
Skypeなど普段から利用しているビデオ通話アプリを利用する際は、プロフィール画像やアイコン名を自分自身のものに変更しておきましょう。

プロフィール画像には、好きなキャラクターやアイドルのイラスト、ペットの写真を設定している人が多いのではないでしょうか。しかし、オンラインであっても、面接はビジネスの場です。面接官に失礼がないよう、就活用の証明写真などフォーマルな印象を与える顔写真を設定してください。

アカウント名には、本名をフルネームで設定します。対面面接で、ニックネームやイニシャルを名乗る人はいないでしょう。WEB面接でも同様に、しっかりと自分の本名を設定し、求人に応募した本人であることを提示してください。

■周囲の雑音・着信音を拾わないよう準備する
環境周囲の雑音・着信音を拾わないよう、面接を受ける環境を整えましょう。カフェやコアワーキングスペースは周囲の音を拾いやすく、面接に集中しにくいため、WEB面接は自宅で受けるのが基本です。

しかし、自宅にも家族が生活している音や、来客のインターホン、電話の着信音など面接時に雑音となる音が多数存在します。家族がいる場合は、面接時間を共有して、配慮してもらいましょう。宅配便は宅配時間を確認し、必要であれば変更してください。音の出る電子機器は、マナーモードにするか、電源を切ります。
万が一トラブルになった際に電話が使えるように、スマホは着信音・バイブレーション機能をオフにして近くに置いておきましょう。

■カメラは上半身が映るよう目線の高さに設置する
カメラが自分の目線よりも下にある場合、画面には自分が面接官を見下ろしているアングルで映ってしまいます。「上から目線」によって失礼な印象をもたれないよう、カメラは目線の高さに設置しましょう。

ノートバソコンのカメラを使用する場合、パソコンラックもしくは、本や雑誌を積み重ねた上にパソコンを置くのがおすすめです。通話中にぐらついたり、崩れたりしないよう、平らで安定した場所を選んでください。やむを得ずスマホやタブレットで面接を受ける場合は、画面が揺れないよう三脚を用意しましょう。

また、自分の上半身がすべて画面に収まるように、身体とカメラの距離を調節してください。顔がアップになったり、頭や顔が見切れてしまったりしないよう配置します。

■10分前にはスタンバイしておく
対面面接で早めに面接場所へ行くのと同様に、WEB面接でも10分程度は余裕をもってスタンバイしておくことが重要です。

指定のツールを使い慣れていない場合は、ログインに手間取る可能性があります。また、ビデオ通話サービスや会議ツールの多くは、ログイン状況が表示されるため、時間ギリギリにログインすれば時間にルーズな印象を与えてしまうリスクもあります。

10分前に背景・身なりを整えてスタンバイしたら、カメラの位置やカメラ写りをもう一度確認します。使用ツールにチャット機能がある場合は、準備が整い次第、挨拶とログインしことを伝えましょう。ただし、企業によって進め方が異なるため、事前に面接の始め方や進行について詳細を確認しておくことをおすすめします。

■聞き取りやすいようはっきり話す
しっかり通信が繋がっていても、マイクを通すことで、声が小さく聞こえたり、こもって聞こえたりすることがあります。そのため、WEB面接では対面面接よりもはっきりと話すことを意識しましょう。

通常の面接でも、ぼそぼそ話す人より、ハキハキと受け答えする人が採用されます。自分に自信をもって、自分の意見をはっきりと伝えることが重要です。一方で、ハキハキとした話し方を意識しすぎるあまり、早口になったり、声が大きくなりすぎたりしないよう注意も必要です。「結論から話す」「1文を簡潔にまとめる」「適度な”スピード感”と”間”を意識する」など、伝わりやすい話し方のテクニックを取り入れてみましょう。

相手の声がはっきり聞き取れない場合は、そのまま放置せずに、聞き取りにくいことを面接官に伝えてください。音声に問題がある場合は、音声のみ電話に切り替えて面接を続けることもできます。

■メモはキーボードで打たずに紙を使う
WEB面接では、パソコンを使用することもあり、パソコンに直接メモを残したくなるものです。しかし、オンラインであっても面接は面接、相手に失礼がないよう、紙とペンを使ってメモをとりましょう。

実は、キーボードのタイピング音は、自分が思う以上にマイクに拾われています。キーを打つカチャカチャという音は、人によっては不快感・イライラの原因となるため、面接官に悪い印象を与えてしまう可能性があります。また、パソコンでメモをとるのは「失礼だ」と感じる人もいるため、キーボードを使ってメモをとるのは控えましょう。

■リアクションや表情は少し大げさにする
お互いの顔が見えるとはいっても、表情の微妙な変化や動きは実際に会わないと伝わりにくいものです。面接官の話す情報をしっかり受け取ったことを示すために、相槌や頷きといったリアクション、表情の変化は少しオーバーに行うよう意識しましょう。

笑顔は、相手に対して「親しみやすさ」「社交性がある」「元気がある」といったポジティブな印象を与えるため、特に意識したいポイントです。自分では真剣な顔をしているつもりでも、面接官が「不愛想だ」「暗い」と感じてしまえば、印象が悪くなります。画面越しでは、表情が硬く見えてしまいがちなので、いつもの倍の笑顔を意識しましょう。

事前に、スマホのインカメを使って、画面越しの笑顔や驚いた表情の練習をしておくのも効果的です。笑顔を作る際は、自然な笑顔になるよう、しっかり歯を見せて笑いましょう。

■挨拶・お礼は丁寧に伝える
自分のために時間をとってくれた相手に挨拶やお礼をするのは、社会人として必ず守りたいマナーです。ビデオ通話では場の空気が読みにくいため、挨拶やお礼のタイミングを逃しやすくなります。面接が始まったら一番に挨拶をして、続いて面接実施に対するお礼を伝えましょう。
面接官の話への相槌や返答のなかに、「ありがとうございます」の一言を混ぜるだけで「些細なことでも感謝を伝える丁寧な人」という印象を与えることもできます。

面接の終了時には、面接の場を設けてもらったことに対するお礼を重ねて伝えましょう。挨拶するとき・改めてお礼を伝えるときは、画面越しであっても軽く頭を下げるとより丁寧です

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