第1話 1人でも部下持ったらリーダーシップの問題が浮上してきます
リーダーシップという言葉を耳にしたことがない人はいないでしょう。リーダーシップという言葉は、いろいろな場面で多く用いられます。
新聞、雑誌等では、偉大な指導者のリーダーシップ、政治家のリーダーシップ、スポーツチームの監督のリーダーシップとか毎日のように多く使用されています。
自身とかけ離れた遠くのことばかりでなく、身近でも、うちの会社の○○部長はリーダーシップが、あるとかないとか居酒屋での話題に登ることもよくあることと思います。
たいていは、真剣に考えることもなく、言葉として使われることも多いのですが、組織の中で、公式に1人でも部下社員を持つこととなったとたんに、我がこととしてとらえなければならなくなることの1つが、リーダーシップです。
筆者は、管理職として企業に在職中に大学院でリーダーシップの研究を中心に、人的資源管理論、組織行動論等を研究し、MBA(経営学修士)を取得いたしました。現在は定年退職していますが、昨年(2020年)には、社会保険労務士試験にも合格しました。(2022年4月からIKENAKA経営労務事務所を開業しました。https://ikenaka.hp.peraichi.com)労務管理の知識も含めて紹介できればと思っています。まずは、1人でも部下を持ったら悩むことの一つである、リーダーシップをテーマに、過去の武勇伝ではなく、理論と現実を行ったり来たりしながらの客観的な研究成果を、わかりやすく、少しずつ紹介していきたいと思いますので多くの方々にお読みいただければうれしいです。