上昇志向のない鍼灸師が鍼灸院をやりました。
タイトルのとおり、上昇志向のない鍼灸師が鍼灸院をやっています。
おもしろそうだと思って専門学校に通い、学校を出て5,6年整形外科や整骨院や治療院に勤めて。
自分なりに試行錯誤して少しばかり手に職がついたので開院というカタチ。
あちらこちらに勤めている間、少しずつ私のことを気に入っていただける固定客も付き、そしたら自信も少しだけ付き。
地元へ戻り、なんとなく開院へ。
結論から言うと、上昇志向が無いのでもちろん稼ぎにはなりません。
患者数はだいたい月に2,3人の患者さんというところ。
当たり前の話ですが、これだけの稼ぎじゃ生活はできないので、兼業です。
もう一つの仕事は勤めなのでもちろんそっちが優先です。
そして予約が入れば受けて治療をするという感じ。
正直に言うと、私は鍼灸を極めてやろうとは思っておらず
私が治して差し上げましょう!!! とかいう熱い気持ちは無いんですよね。
来院してくださった患者さんとゴール(症状改善)に向かって進んでいくという治療方針で。
患者さんと心地よい空間、距離感、時間を過ごせたらそれでいいと思ってます。
商売っ気を感じると私自身が引いてしまうので自分の所でもそれを極力したくないし。
懐に入りすぎることもしたくない。
そういう感じで考えていたら、不思議とこういうカタチに落ち着いてました。
そして開院して1年以上経ちましたが、このスタンスは変わりません。
鍼灸師で上昇志向のない人がいるのかはわからないですが。
もし上昇志向があまり無くて、開院しようかなと思った方がいたら。
あまりおススメはしません。
開院すると、顧客の取り合いです。競争です。
電話に知らない番号からいっぱい営業の電話がかかってきます。
その度に断らないといけないので少しずつ心がすり減ります。
でも確かに自分のやってることで感謝されて、お金というカタチになって返ってくるので嬉しいです。
今の原動力はそれくらいかなぁ。
ということで鍼灸師になったらぜひ開院して!!!! とは私は言いません。
上昇志向が無いですからね(笑)
ここに書いた文章が誰かの助けになれば幸いです。
ありがとうございます。
楽にゆるく生きましょう。