瀬辺勝です!ショパン作曲バラード1番について語ります。
こんばんは。瀬辺勝です。
前回はショパンバラード2番についてお話ししましたが、今回は、私が一番お気に入りのショパンバラード1番について語りたいと思います。
この曲は、1831年、ショパン21歳のときの作品で、ちょうどワルシャワからウィーンに亡命した後に作曲されました。
ショパンが初めてバラードというジャンルを確立し、その最初の作品となります。
あくまで素人の解説になりますが、この曲に魅了された者として2点ほどこの曲の素晴らしさを皆様にお伝えしたいと思います。
まず1点目。それは最初のオクターブから始まる壮大な予感を思わせておきながらワルツ的なメロディーが続くところです。
今から始まる予感だけを思わせるだけ思わせておきながら、その後も気だるさを息を長く伸ばしながら、いつになれば変化が訪れるのか…。
そんな聴衆に気持ちを持たせる曲想を作り上げるのは、まさに天才的と思うべきほかないでしょう。
そして2つ目。これは皆さん、あの人のお陰でかなり聴いた部分ではないでしょうか?
そう、羽生結弦さんが平昌オリンピックのショートプログラムで使用されていたことで、誰もが知っているはずです。
競技用に曲を繋ぎ合わせて構成していますが、彼の表現力(ステップ)とショパンの素晴らしい音楽性が重なり合っているものだと思いました。
まさに天才と天才の重なり合い、こうした軌跡をいつまでも鑑賞できる今の時代も軌跡だと思います。
せっかくなので、次回はワルツを語ろうと思います。
ショパンのワルツ、なんの曲を語ろうか今から楽しみで仕方ありません。