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見えない会社-6


いつもありがとうございます。

地球環境を守る、SDGsへの取り組み、サーキュラーエコノミー、サステナブル等々。レジ袋は不要と小さな取り組みから企業が進める大きな取り組み。しかし、その陰で行われている不法行為はどうなっているのですかね?

リサイクルって何ですか?サステナブルって何ですか?レジ袋を節約して地球を守ることが果たして可能でしょうか?とても考えさせる事件がありました。経営者はすでに逮捕されましたが、リサイクルの最前線の仕事は日本人はとても嫌がっているように感じます。


今回の事件はフロンです。オゾン層を破壊するフロンは1987年のモントリオール議定書や1997年に京都で開催された国際会議、地球温暖化防止条約をもとに使用を規制しました。いわゆる京都議定書と言われています。

そのフロンガスを排出させたという事で外国籍の社長が逮捕されました。何度か注意をしていたが従わないので逮捕に至ったようですが何度注意しても捕まらない日本国、だから不法な解体業者が後を絶たないように思いますし多くの健全な業者にどれだけ迷惑をかけているのか分かりませんよね。


新聞ではフロンガスと書いてありましたが、フロンにも種類が色々とあります。私も若い時に当時の会社実験室でフロンを扱っていた時期がありますのでフロンについて少し整理してみました。

フロンとは、フルオロカーボンと言われ、フッ素と炭素化合物の総称です。フロン排出抑制法で指定され、オゾン層の破壊や温室効果も大きいのが特徴で、地球の温暖化防止のために様々な規制があります。


フロンとは?
特定フロン CFC クロロフルオロカーボン
代替フロン HCFC ハイドロクロロフルオロカーボン
代替フロン HFC ハイドロフルオロカーボン

特定フロンに比べ代替フロンはオゾン層破壊係数が低いと言われていますが温室効果ガスがCO2よりはるかに高い事から使用の制限に至っています。これらは、冷蔵庫やルームエアコン、カーエアコン、断熱材等々身近な物に使用されています。

例えば、HCFCでも扱いやすいHCFC‐141bや沸点の低いHCFC‐22など枝分かれをしていくのでその種類は把握していません。既に代替フロンも規制に入り洗浄用や発泡用としては日本では使用できなくなっています。


現在は、次世代フロンと言われるフロンも多くあります。
HFC-245fa
HFC-365fmc
HFC-134a

など。CFCのオゾン破壊係数を1とした場合、上記3物質のオゾン破壊係数はゼロですが、地球温暖化係数ではCFCが4600に対して上記3物質は1000前後となつています。【参考資料:https://cmcre.com/archives/598/】



特定フロン、代替フロン、次世代フロンと段々と新たな物質が開発されてきていますが、これらを必要としているのは我々人間です。古くなったから捨てて新しい物を買う。当たり前の事が実は地球環境を破壊する一番の行為に感じてしまった今回の事件でした。


処理する業者の責任?

捨てる我々の責任?



もっと真剣に取り組まなければいけないことがあるのでは?




本文は過去の経験や、参考となるネットも参考に書いていますが、事実と異なる事もあるかも知れませんのでご了承下さい。




いつも最後までありがとうございます。




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