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寝る子は育つ?寝る子は覚える!


いつもありがとうございます。

昔はよく寝る子は育つと言いましたが、今でも言うのですかね?覚えることと睡眠はとても関係しています。寝ることで記憶が蓄積されて行きます。記憶と言うとどのようなイメージですか?睡眠と記憶の関係についてです。


記憶の種類って分かりますか?記憶にも大きく分けて二種類あります。
1.宣言的記憶(陳述記憶)
2.非宣言的記憶(非陳述記憶)
どのように違うかと言いますと、言えるか?言えないか?です。言えるって口で説明できる記憶の事です。言えないって体で覚えている記憶です。

宣言記憶も非宣言記憶もまたそれぞれ2つに分けることができます。
■宣言記憶
①エピソード記憶
②意味記憶
■非宣言記憶
③手続き記憶
④情動記憶
睡眠と記憶の関係、睡眠と記憶に集中力を加えた関係などさらに難しく絡み合い一概に記憶として論じるのはとても難しく、昔から様々な研究が現在でもおこなわれています。(個別の説明は省略します!)


一例として記憶に関する過去の実験を紹介します。

非宣言的記憶を用いた実験をアメリカのハーバード大学の研究チームが行ないました。パソコンのキーボードのタイピング課題を使用したものでした。実験の結果として、繰り返しの練習によってタイピングは一定の水準まで上達したが、練習後の睡眠を経ることでさらに著しい技術の向上がみられた、というものでした。


研究チームはこの結果を受けて、「新しい身体的技能を習得するためには、練習をしたその日に6時間から8時間程度の睡眠をとることが欠かせない」という研究結果を発表しました。(JAFA睡眠コンサルテキスト参照)

他にも様々な研究機関が同様の実験を行い、非宣言的記憶には睡眠が欠かせない事を証明しています。非宣言的記憶は運動や楽器なども含みます。よく学び・よく食べ・よく寝る、それに尽きるのかも知れませんね!



忘却のカーブってご存知ですか?
段々と忘れて行くというカーブで少しだけ有名かなと思います。ドイツの心理学者であるヘルマン・エビングハウスという人の実験(1885年)からこの忘却のカーブが生まれました。

その後、この実験を証明するために数多くの実験が行われました。
例えば『 寝る前に単語リストを暗記してもらい、翌朝、どれだけ記憶しているかを確認する』•『 朝、単語リストを暗記してもらい、夕方にどれだけ記憶しているかを確認する』

エビングハウス氏の実験を裏付ける結果になった事は言うまでもありません。


宣言記憶である学び、非宣言記憶であるスポーツや楽器などを習った後も『良く寝る』事がいかに大事であるか?という実験は何度も証明されているのですね!寝る子は育つというのもまんざら嘘ではなさそうです!


良く学び、良く寝ることって大事ですね。


良く学び、よく酒を飲み、良く寝るでもいいのですかね??



いつも最後までありがとうございます!



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