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『アイデアはアイデアから生まれる』 A・オズボーン氏のアイデアへのこだわりの魅力!そして実戦へ・・


いつもありがとうございます。

以前にA·オズボーン氏の『イマジネーションが趣味』と言う記事を書きましたが今回はA·オズボーン氏のアイデアへのこだわりに少し触れてみたいと思います。そしてブレーンストーミングの実践についても触れて行きます。



アイデアとは何ですか?: 物事の計画・実行などにあたっての新しい工夫や思いつき。考えなど。(Weblio辞書参照)


新しい工夫・新しい思い付き・新しい考えという事ですよね!そんなの思い付きだろ~~。思いつきもアイデアですよ!!否定はダメですよね~。その思い付きのような新たなアイデアをどの角度から分析するかだと思います。




■アイデアの上のアイデア

全く新しいアイデアを発想する事はとても難しく、A·オズボーン氏は『ほとんどすべてのアイデアは他のアイデアの上に成り立っており、最高のアイデアとは前にあったものの改良にすぎないのである』と言っています。例えば新しいテレビといってもテレビは既存の物であることは事実でそのテレビにどんな機能を付け加えるか?にすぎない、という事です。

私もサラリーマン時代に20個近い特許を出願しました。もちろん筆頭発明人ではありますが、その特許の持ち主は会社です。特許を出すにあたり過去の悪い点を改良してこうしたらこうなるという特許が大半かと思います。

新しいアイデアはどうやって生まれるのでしょうか?新しいアイデアは周期的にひらめくとも言われていますが、常に使用している物の問題点を考えてどうすればもっと使い易くなるか?を頭の中でシミュレーションしていないとアイデアの生まれる周期は少なくなると思います。


■アイデアの改良

企業によっては企画などのチームが新しいアイデアを色々と考え調査しています。しかし全く新しいアイデアは必要でしょうか?自社の過去のアイデアの改良を専門に行う企業も少なくないと思います。冒頭でも書きましたがアイデアはアイデアの上に成り立っています。全く新しいアイデアを考えるのではなくて、過去の自社のアイデアを改良する事で新たなアイデアは生まれてきます。

アイデアは時に待つ事も必要とA·オズボーン氏は言っています。時代に先駆け過ぎた場合もあるかも知れません。そのようなアイデアが永遠の眠りにつかないようにしなければなりません。また新たに結びつくアイデアを待つこともあります。アイデアとは、『不採用』で終わる事は無いと思っても良いのではと私は思います。


■ジョゼフ・ジャストロー

1863年ポーランドで生まれたアメリカ人心理学者、ジャストロー錯覚は聞いたことがあるかと思いますが、A・オズボーン氏は彼の言葉を引用し『発明は遅々とした改良によって完全となり、各段階がそれ自体一つの発明なのである』と説いています。

何か新しいアイデアが生まれた時、そのアイデアに更に改良を加える間に生まれては消えるアイデア、これ自身も発明である。と言っています。アイデアが生まれては消えて行く中でもっとも怖くて避けなければいけない事があります。

新しいアイデアが良いと思い、間違ったアイデアを間違えと気が付かずに採用する怖さと、各段階に素晴らしいアイデアがあるのに見過ごしてしまう怖さ。何かに騙されたような錯覚に陥っているのかも知れません。錯覚に騙されない為にどうすれば良いのか?

ジャストロー錯覚やジャストロー図形とも言いますので是非検索してみてください。


■『ブレーンストーミング』が基本と考える!!

前回の復習:『ひらめき会議』とも言えるでしょうか!ブレーン(頭脳)ストーム(嵐)当時経営者だったオズボーン氏は1939年にブレーンストーム会議を開催しました。この会議は、一つの創造的な問題に攻撃的に取り掛かることを意味していました。

書の中にも書いてありますが、稀に失敗したブレーンストーン会議の失敗原因は司会者にあると言っています。

私もサラリーマン時代に何度もブレーンストーミング会議の司会を行いました。社内の特に現場と関わりの薄い幅広い年齢層の女性を集めて行いました。男性は私と若手で書記と録音をお願いした2名です。そんなブレーンストーミングは5年間で50~60回は実施したとおもいますが前半と中盤以降は大きな差がありました。


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