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「天才は人間になっても天才である」 アルバム レビューVol.5 『BADモード』 宇多田ヒカル

こんにちは。漸く冬らしくなりまして、手が悴むようになりましたね。
北陸の震災は本当に大変だと思います。縁ある身として、四の五の言わずにできることをやっていきたいです。

さて、今日のアルバムレビューは宇多田ヒカルさんの『BADモード』です。8枚目のアルバムですね。では早速いきましょう。

評価

★★★★★★★☆☆☆(7/10)

レビュー

全編を通してオルタナティブ(R&B、ジャズ、House)を取り入れた構成です。Hiphop(Trap)の要素も少しありますかね。2022年のアルバムということで、Billie Eilishなどの

流行りを抑えながらそれでも「宇多田ヒカル」に
仕上げてくる力はさすがの一言。

です。それは詩も曲もです。幻想的な雰囲気に唐突にド日常をぶち込んでくるやり方が彼女の音楽の1つだと思うのですが、今回も十分に堪能できますね。
素直にまた聞きたいと思いました。

印象に残った曲

#1   Badモード
#10 Somewhere Near Marseilles

宇多田ヒカルという天才

「宇多田ヒカルは天才である」ということに疑いの余地はないと思ってます。15歳からキャリアをスタートさせてから今に至るまで、経験すべてを曲に昇華させてしまう力、異世界的な空気に日常的な歌詞(『Traveling』とかわかりやすいですよね)を合わせてくるのに違和感なく感じる構成力、私のようなドシロウトが語るのはおこがましいのでは…。

このアルバムでもそうですよね。Badモードの歌詞読みました?母親としての慈愛に溢れてるのに、あんなにフワ〜(語彙力)とした曲なんですよ。

きちんと人間やってないと作れない曲ばかりだとも思うんですよね。ギャップの魔法が、彼女の音楽の最大の魅力だと思っています。

人間やりながら天才やるとか最強やん…

それでは、また。

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