仏教に学ぶ生き方、考え方「キリトリ線」
小さい頃、雑誌についていた付録を「キリトリ線」で切り取りながら作った思い出があります。
キリトリ線の通りに切れると、とても気持ちがいいものです。
逆にキリトリ線がズレたりすると、もう作るのが嫌になることもありました。
なのでキリトリ線で切るときには何回も折り目を入れたり、ゆっくり引っ張るようにして切れ目を確認しながら切ったりしました。
そうやって徐々に「キリトリ」がうまくなってきたように思います。
それと同じように、人生も「どの部分を切り取るか」で、全く見方が変わってきますよね。
例えば恋愛にしても、最初の出会いや、お互いが惹かれていくときを「キリトリ」すれば「幸せな思い出」ですし、喧嘩が多くなり、すれ違いが多くなる場面を切り取れば、「辛い思い出」になります。
「亡くなった方の思い出」もまた然りです。
そのように上手に「キリトリ線」を切り取れば、人生はもっと楽しくなるのかもしれません。
☆今日の一句☆
人生の
どこにミシン目
入れようか