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仏教に学ぶ生き方、考え方「ペット」
皆さん、ペットは飼われてますか?私は飼ってはいませんが、猫や犬、ハムスターなど、見ているだけでもとても愛くるしいですよね。
よくペットのことでよく聞かれることに、「ペットのご供養はしていただけますか?」という質問があります。
では仏教的にはペットをどう捉えていけばいいのでしょう?
私が子供だった頃、ペットが死ぬと、庭に穴を掘って埋め、手を合わせてお称名をお唱えして、それで終わりでした。
でも最近はペットの火葬や、お葬式、またお墓も立派なのがあります。
家族同様に過ごしたペットを家族のように見送ろうとされる方が、増えているのですね。
仏教の考え方に「悉有仏性」(しつうぶっしょう)という言葉があります。これは「この世のあらゆる生き物は、すべて仏となるべき素質も持っている」という意味です。つまり仏になるタネは、犬も猫も持っているのです。
では仏性はどのように表れてくるのでしょう?それは飼い主や家族の愛情溢れる関わりによって仏性が掘り起こされ、磨かれるのです。
ということは、命終わるときは、人間と同じように、阿弥陀如来様に掬い取られて極楽浄土へ連れて行ってもらえるはずですよね?
実際、極楽浄土にはオウムなど鳥が舞っており、きれいな鳴き声を聞かせてくれているのです。ということは動物たちも仏になっている、またなることができるはずです。
もう一つ、「倶会一処」(くえいっしよ)という考え方もあります。
これは阿弥陀如来様に救い取られて極楽浄土に皆が生まれるので、いずれは皆が一つところで、また必ず会えるという意味です。
ということは、なくなったペットたちも家族の一員として、極楽浄土でいずれ会えるということになります。
このようなことから、ペットのお葬式や法要をして、極楽浄土に救われていくことを感じていただけたらと思っています。
そしてペットとの悲しい別れも、また会えるという大きな安心感で包んでいただけたらと思っています。
☆今日の一句☆
浄土でも
必ず会えるよ
家族だもん