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スーパーの駐車場(@日本)で無理矢理ヒッチハイクされた話

子どもの頃から「今日、こんなことがあった」とか「こんな人がいた」っていう話をすると、母に、

「なんで、あんたの周りではそんなヘンなことがしょっちゅう起こるんか?」

と、よく言われてました。

私もなんでだろう、他の人にはこんなことは頻繁に起こったりしないものなのか…と思っていたのですが、最近では「きっとこれまでの色々なエピソードは、人生後半このnoteに書くためだったのではないか」と思ったりしてます。

というわけで、今日はスーパーの駐車場で無理矢理ヒッチハイクされた話を書いてみよー(・∀・)

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私が今、住んでいるところは、バスや電車もありますが、路線が限られてるし本数も少ないところなので、車が必需品な地域です。

ある日、地元のスーパーで買い物を済ませ、車に乗って駐車場から出ようとしたところ、駐車場の出口にかなり体格のいい大きな女性が立っていて、ジーーっとこちらを見ています。

なんだろう?と、思ってたらこちらに歩いてきました。

何やら話しかけてこようとしているので、窓を開けて聞いてみると、

「あのー、私は、駅前から○時○分に出るバスに乗らないといけないのに、その駅まで行くバスに乗り遅れてしまいました。駅まで乗せて行ってもらえませんか」

とのこと。

うーーーむ。えーーーと。助けてあげたいのは山々なのですが、その駅と私の家…方向が真逆なんだよなぁ😅

しかも、その時は家で留守番していた子どもから、今まさに

「母ちゃん!早く帰ってきてよー!」

と、電話があったところで、急いで帰らなきゃと思って帰るところなんですよー。

申し訳ないけど無理だー。


まあ、ここは駐車場だし、駅方向に行く車は他にもいるだろうから、

「…そういうワケなんで私は乗せられないですー。ごめんなさいね、別の人に頼んでみて!」

と、窓を閉めて発進しようとすると、なんと、その女性は私の前に両手を広げて立ちはだかり、

「乗せてくださあーーい、乗せてくださあーーい」

と、大きな声で叫び始めたのです。

ボンネットもバンバン叩いてるし。

うわー。何してんだよー。やめてくれえー。


女性が思いっきり車の真ん前に立ってるので発進できないし(轢いてしまう…)騒いでて恥ずかしいし、一体なんなんだ!この強引なヒッチハイクは!

なんで私を狙ってきてるんだよー、他の車探してくれよー、と思いつつも、女性の大騒ぎが止まらないので、

「わかりました! わかりました! 乗せるからっ!」

と、やむを得ず駅まで乗せていくことに。

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ちなみに、その女性の身体がかなり大きいので(150キロ以上はある感じ? ひょっとしたら200キロ近かったかもしれない)前の座席だと狭くて乗れないかも、と思ったので、

「…じゃあ、後ろの席に乗ってもらえますか?」

と、伝えて、家で待ってる子どもたちに

「ゴメーン、ちょっと…訳あって駅に寄らないといけなくなっちゃって、それから家に帰るから少し遅れるわ…」

と電話していると、

「乗せてくださあーーい、乗せてくださあーーい」

と、また女性が車の外で騒いでおります(・∀・)

え? なんで?? なんで??

乗っていいって言ってるんだから「さっさと乗ればいいじゃん!」っていうか「早く乗れよ」と思って後ろを見て唖然。

当時乗ってた車が大きめで車高が高く、後部座席に乗るには少しヨイショと上る感じだったのですが、女性の身体がデカすぎてその高低差がきついため、1人で乗れない、と。

「押してくださあーい、後ろから押してくださあーい」


一体なんなんですか、この人は(・∀・)!!!

思わず目が点になりつつ、

自力で乗れる車をヒッチハイクせーよ!

と呆れながら、しぶしぶ運転席から降りまして、後部座席に乗り込もうとする女性の背中をヨイショ、ヨイショ、と押して手伝う。

ほんとにもー、何をしているんだ、私は。

山のような女性の背中をウントコショ、ドッコイショ。

なかなか乗り込めないので、2人の息を合わせて、せーの、ヨイショ!

おっしゃー、なんとか女性の積み込み完了!して駅へ。

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車内では、

「あー、よかったー、バスに間に合いそうですー」

と、嬉しそうな女性。

そして駅に着くと、

「降りるの手伝ってもらえますかー?」

と、当たり前の顔して言うので、またしても「はいはい」と手を貸してウントコショと降りるのを手伝う。

車を降りてバス停の方へ向かう女性を見ながら、

「やれやれ、私も早く家に帰ろう」と、ふと後部座席を見ると、コンビニの袋が。

中にはお菓子を食べ散らかしたゴミが入ってます。

おいこらっ! おまえっ!

車に乗せてもらっておいて、ゴミ置いて行くってどゆこと!!


恩を仇で返すとはまさにこのことよ(・∀・)


慌ててそのゴミを持って女性を追いかけて、

「忘れ物です」

と、渡しました。

女性は不満げに受け取り、なんか嫌そうな顔してましたが、それはこっちの気持ちなんですけどおー💦

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まさり
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