1000万円の本には何が書いてあるんだろう(訂正・3000万円でした)
統一教会が話題になってるようですが、私たち昭和世代にとっては「統一教会」と言えば「霊感商法の壷」と「合同結婚式」って感じで反射的に出てくるんですけども、若い人は知らないんですかねー😅
「教祖さまが定める知らない相手と同じ日にまとめて結婚するという合同結婚式」には、かつてのアイドル?だった桜田淳子さんや新体操で有名だった山崎浩子さんが参加されると言うことで、当時の私は「えええーーーっ!」と、超おったまげでした。
当時のマスコミも連日大騒ぎしてましたし、ウソかマコトか、
「今、統一教会に入ったら桜田淳子と結婚できるかも!!!」
と、浮き足立つ桜田淳子ファンの話もあったな…😅
↑あらためて「合同結婚式」の写真ってインパクトがありますね❗
で、そんな頃、私は大学進学で上京したわけですが、春の大学構内というのはサークルの勧誘が激しいんですよねー。
キャンパス内を歩くと、色んなサークルの勧誘チラシがあっという間に山盛りになります。
そんな中、とあるカラオケサークルに誘われた時のことです。
私は昔からカラオケは好きではないのですが
「頼まれると断れない」
という性質が強かったため、この時も、しつこい押しの強さに断り切れず、不本意ながらついて行ってしまったんですね😅
で、学校近くのカラオケボックスに行って、3〜4人で歌ったんですけど、カラオケサークルという割には、歌が格段に上手いわけでもなく、しかも楽しそうでもなく…真面目そうな人たちだけど、
なんか、暗いサークルやな…💦
という感想。
とてもカラオケ好きって感じがしないんですけど…。
ま、時間が来たらサッサと帰ろう、と思っていたのでした。
ところが!
カラオケボックスを出ましたら、
「ちょっとさー、ボクたち宇宙の真理についても勉強してるんだよねー。
ちょうどこれから勉強会があるから、よかったら一緒に来てみない?」
とか言われて、またしても断れない私は
「えーと、あー、はい…じゃあ」
と、ついて行ってしまったのでした😅 ←ダメすぎる。
そして着いたところは、とあるビルの薄暗い一室。
中に入ると、すでに4〜5人の若者がいたんですが、こんな感じで一人ずつパーテーションで区切られた机がありまして、
机の上には一人ずつビデオがセットされ、若者たちは、それぞれヘッドフォンをつけて宇宙のビデオを見ているところでした。
まずい。
やばいところに来てしまった…。
↑もっと早よ気付けって。
しかし、この期に及んでも“断れない私”は言われるがままにヘッドフォンをつけられまして、他の若者と同じように壁に向かって、1時間ぐらい、
宇宙の真理を語るビデオを見せられたのでした💦
なんとも言えない宇宙の映像を見せられながら、何を言ってるんだか全く分からない話が次々に耳から入ってきますが、とにかく「帰りたい、帰りたい、あーもー、早く帰りたい」と思っていたので、内容は全く覚えてません💦
そして、ビデオが終わったので、今度こそサッサと帰ろうと思ってると“自称カラオケサークル”の人たちが笑顔でやってきて、
「また、一緒にカラオケしましょうね💕」
と声をかけられました。
いやいや。
おまえらカラオケサークルじゃねーじゃんっっ!!!
幸いなことに、今と違ってスマホなどない時代。
私は、当時ポケベルもケータイも持ってなかったので(連絡先は新聞奨学生をしていたので、その配属された新聞販売店の店電話)その後“自称カラオケサークル”の人たちからの連絡はありませんでした。
でも、その話を販売店の人や先輩たちにしたら、
「それって原理(統一教会)やろ!」
「危なすぎる!」
と、かなり怒られましたねー💦
当時は「統一教会」とは別に、ヨガ方面からやってくる「オウム」もありましたので、
「なんでもかんでもホイホイついていくんじゃない!」
と、きつーく注意されました。
その後も、注意されたにもかかわらず、新宿で「お肌の診断を無料で!」と言われて断れず(コレは宗教じゃなさそうだからいいだろう、と)ビルの中までついて行ったらお高い化粧品を買わされそうになったりしたこともありました。(←ダメすぎる)
その時は、外で声かけてきたのは若い女性だったのに、中に入るとゴツい強面の兄さんが立っていたので、やばい、これ買わなかったら家に帰れないやつなのでは? ボコボコにされるのか?? と相当ビビりました。
なんとか断って脱出できましたが、ホント怖かったです😅
その時に改めて、
建物の中までついて行くのは超危険である!(←当たり前)
と、学んだので、それ以降はホイホイついて行ったことはありません。
でも、渋谷などを歩いてると、
「祈らせてくれ」
とか
「手相見せてくれ」
とか、ウジョウジョ出てくるんですけど、そういう方々に対しても「えー」と思いつつ、
「ノルマがあるので…なんとか」
なんて言われると、“断れない私”は
「まあ、別にそんなに急いでないしなぁ…」
と言われるがままにされることも多かったです。
きっと道行く人から、
「…うわぁ、あの人祈られてるよ」
って思われてるんだろうなーとか思いながら(・∀・)
そして月日は流れ、今住んでるところは、何系の宗教かわかりませんけど、おばちゃんが2人組で時々やってくるんですよねー。
次男ハルキが小さい頃は抱っこして玄関を開けることもあり、それを見たおばちゃんが、
「あら、可愛いですねー。ところで、子育てでお悩みなどはありませんか?」
などと、いかにも子育てママが食いつきそうなところから優しい言葉をかけてくるのです。
でも残念ながら、私も若い頃と違って今や立派なオバサンです。
経験値も積んでレベルアップしております。
「あいにくですが悩みは全くありません」
と、バッサリ断れるようになりました。
「あのー、神様についてお話させてもらってもいいですか?」
「いえ、興味ないです」
有無を言わさぬ、鉄壁のノー。
オバサンになるのも悪いことばかりじゃないなーと思う今日この頃です😺
※タイトルの「1000万円の本」というのは、統一教会では壷だけじゃなくて高額な本も売ってるらしいという噂から。ほんとに1000万円もする本があるのか? どんなことが書いているのか?? とても気になります。…買わないけど。