進捗語り12
PDFからクリスタへ
二回ほどの校正が終わったところで今度はPDFを出力し直して入稿データ作成です。
私の場合、PDFでの入稿ではなくて、クリスタを媒介にしています。DLデータを作成するのが楽なためと相方とのデータ遣り取りがあるからです。
先ずクリスタにマンションを建てます(原稿データ準備のこと/白井様がマンションに見えるからかな?)。
これがまあ、ページ増える毎に重いんですが、それは仕方あるまい。
前回出した本は504ページだったので、あの時はなかなか大変でした。
今回は80P本なのでデータ的には問題ないですね。
基本
奥付、後書きは先に作ってしまうことが多いです。特に奥付は一太郎データでは作ってないので尚更です(以前は作ってましたが、実際には使わないことが殆どなので)。
表紙は相方に頼む場合には背表紙を合わせておく、自作の場合は先に作ることが殆どです。
ほぼ相方に描いて貰っているので自作は少ないです。自作といっても素材をお借りして、です。
PDF→クリスタ
さて、いよいよデータ作成。
先ず一太郎にてPDFで作成→クリスタで読み込み。
この時に気を付けるのがPDFの保存場所がデフォルトでデータが作られるので気を付けてくださいね。
私は本データの場所ではなくて、Dropボックス内のPDF置き場に作っております。
続いてPDFの読み込み設定。これは最低600DPIをお勧めします。モノクロデータは基本600が多いです。でも最近1200DPI推奨もあるらしい。
これについては印刷所さんで確認!
クリスタでデータ作成
PDFで読み込んだ後はそれぞれのデータを照らし合わせて、PDFデータから本データに移行していきます。簡単に言えばコピーアンドペーストですな。
そのために私は専用アクション作ってあります。
これを利用して、一太郎データからコピー。それを本データにペースト。
それの繰り返しです。
ええ、めっちゃ面倒なことをしております。
一太郎でノンブルがあるのでそれを消す作業もあるので面倒くさいです! 勿論、最初から一太郎側でノンブル消せますが、それだとページ数が分からなくなるので敢えて残してます。
こんなやり方は恐らく私だけです。断然、PDFデータ入稿のが楽です、楽!
それでも私個人としてはやっぱりこうやるメリットがデメリットよりあるからこの方法を続けておりますわけですが。
この方法の欠点
最大にして最悪の弱点はまかり間違うと真っ白データ作成しちゃう(前回の本でミスりました_(´ཀ`」 ∠)_)ことと、誤字脱字の妖怪を見付ける度に張り直し作業が必須ということですかねえ。
今回はミス無いといいなあ。
最後の見直し
データにしてからもう一度クリスタの製本プレビュー機能で最後の確認をします。この時に見付かるミスが結構あったりします。その場合、張り直しにはなりますが、印刷物で見るよりはマシでございます故。
クリスタでデータにする理由にこれもあります。実際の本のように見えるのでとっても確認しやすいのです。
字書きとしてもこの機能とっても有り難い!
と、まあ、私のデータの作り方です。多分、もっと効率のいいやり方あるかも知れないですけどねえ。
これはこれで慣れてしまったのもあるし、今のところ困ってないのでこのままいくと思います。
さて次は入稿となります。最後まで手を抜かず頑張るぞい!