エバンス愛さんが英検1級に合格した「最大の秘訣」とは
こんにちは。まさぽんです。
今回は知る人ぞ知る英語学習アドバイザー「エバンス愛」さんが、どのようにして英検1級を突破したのか、その方法について語ります。
※本記事には、エバンス愛さん本人が語っている事のみならず、僕自身の視点を含めて書かれておりますので、その点ご留意ください。
❑ 高校時代、英検2級に3回落ちたエバンス愛さん
エバンス愛さんは、メルマガで、高校生の頃に挑戦した英検2級の話をしています。
英検1級、外資系企業勤務、そして通訳翻訳者という華々しい経歴を持っている彼女も、25歳までは英語に挫折を繰り返していました。
特にエリート校を出たわけでもなく、普通の公立中学校から普通の公立高校へと進学し、ネイティブに触れる機会はまったくなかったのですが、漠然と「海外っていいな~」という憧れを持っていたそうです。
そんな彼女は、高校2年生の頃「英検2級を持っていると受験に有利だよ」という話を耳にして、その年の冬に2級を受けることを決意。
結果、1次試験は突破したものの、2次試験では不合格・・・。
英検2級の1次試験は筆記タイプの試験(TOEICと似ている)ですが、2次試験は面接官とのマンツーマンのやり取りのため、実践的な英語力(スピーキングとリスニング)が問われます。
つまり、2級の筆記は突破したものの、実践がだめだったわけですね。
敗因は、「面接官の喋っている英語が聞き取れなかったから」というもの。
その翌年、高校3年生の夏に、彼女はもう一度、英検2級を受験しました。
英検は、1次試験に受かると、次に受験する際には「2次試験が免除になる」という仕組みがあります。
しかし、緊張によりとんちんかんな受け答えをしてしまったエバンス愛さんは、今度は1度目よりも低い点数で、またしても不合格。
この時点で大学受験の内申点に「英検2級」という肩書が追加されるのは、諦めざるを得ませんでした。
が、それでも受験は関係なしに、国際人になるという夢のため、彼女は英検2級をなんとしてでも受かろうと、体調を崩しながらも眠い目をこすって必死の努力を続けました。
必死に努力の末、高校3年生の冬に、3回目の英検2級を受験します。
しかし、やはり結果は不合格。
この時、エバンス愛さんの中で、何かの糸がぷっつりと切れ、英語の道をいったん諦めることになります。
❑ エバンス愛さんがフランス語を学んだ理由
高校時代に英検2級に挫折したエバンス愛さんは、大学に進学した後、「英語の勉強をしたくない」との理由から、フランス語を第一外国語として選択します。
必修科目としての英語のクラスはあったみたいですが、それもあまり力は入れておらず、「可」の成績を取って単位を取るだけにとどまりました。
・・・一説によれば、実はフランス語は英語よりもずっと簡単で、英語にかかる労力の5分の1で済むそうです!
僕はフランス語を学んだことがないのでよく分かりませんが・・・実際にフランス語を教えているエバンス愛さんは、その説に同意しています。
学生時代には、「どうせ社会でフランス語を使う機会なんてないだろうな…」と思いながら勉強をしていたエバンス愛さんも、実際に現在、フランス語の教材作成に取り掛かっています。
どうやら彼女によれば、フランス語には「英語でダメだった人が逆転するための敗者復活戦」的な役割があるそうなんですね。
真偽は不明です。フランス語って名詞だけでも男女の性別があるらしいので、逆に英語よりも難しいんじゃないの?って気がします。^^;笑
❑ 英文法の知識をひたすら固めた過去
大学を卒業し、25歳になったエバンス愛さんは、塾講師として英語を教える事になり、その際に(仕事で必要な知識を得るため)英文法の問題集をひたすらこなしていた過去を持っています。
当時はTOEICで600点ほどのスコアでしたが、中学1年~3年生用の文法の問題集を、毎日のように解いていたそうです。
塾講師って、最初は中学生相手に教えるんですが、年季を積むと高校生・大学受験生にも教えられるんですよね。僕も少しだけ経験があります(笑)
本人いわく、
「あの日々がなければ、現在の私は100%いなかった。TOEIC高得点も、英検1級もあり得なかったし、通訳翻訳者になることも絶対にありえなかった。」
「私は最初に文法の知識をしっかり固めて中学・高校の文法問題なんて楽勝!という状態になったことでその後の英語学習が驚くほどスムーズにいったんです。」
と、ハッキリと述べています。
やはり英語力を本格的に伸ばすためには、英文法の土台をきっちり固めることが何よりも重要だということですね。
❑「英検1級合格には文法が必須」と語るエバンス愛さん
エバンス愛さんは、ブログにも書かれている通り、「留学」や「英会話スクール」を経験せずに、独学で英検1級という試験を突破しています。
30歳の頃にTOEIC980点という肩書をひっさげ、外資系企業に転職を果たし、医学系の通訳兼翻訳家として活動するなど、普通の人から見たら、羨ましく華々しい経歴を持っています。
そうした過去も全て、「文法」という英語の基礎を強固に築いたことが最大の理由です。
だから、文法を最初に固めることは、それ以降の勉強をスムーズに行うためにも重要なのだ、と本人は語っています。
(以下、メルマガから引用)
文法を適当にしかやっていないのにいきなり難しいリスニングとか英字新聞を読むとか翻訳や通訳の養成講座に通うとかという努力は、はっきり言って無駄です。
英語の勉強にたくさん時間を使っているのに文法力のせいで英語力が伸び悩んでいる人を、私はたくさん見てきました。
文法の基礎を固めないと、他の学習をやってもムダに終わってしまうんです。
これには僕も完全同意で、効率的な英語学習には、まずは文法を体系的に学ぶ、というプロセスが「必須」なんですよね。
❑ エバンス愛さんの英語の経歴
エバンス愛さんは、海外留学にも英会話スクールにも頼らず、独学で英語の達人になった、数少ない日本人のひとりです。
そんなエバンス愛さんの経歴について、最後にまとめておきます。
1976年:広島に生まれる(0歳)
2001年:TOEIC600点で塾講師に(25歳)
2003年:TOEIC980点を取得(27歳)
2006年:外資系企業に転職(30歳)
2008年:英検1級を取得(32歳)
という流れですが、注目すべきは2001~2003年。
たった2年でTOEIC600 ⇒ TOEIC980へとスキルアップを果たしています。
当時は「塾講師」を本業としていたとはいえ、短期で一気に実力を引き上げているので、この期間にエバンス愛さんが英語を上達させた秘訣が隠されていそうですね。
本人は「ひたすら文法の問題集を解いていた」と言っていますが、よっぽど濃密な学習をしない限り、ここまでの伸びは実現しないと思います。
❑ まとめ
今回は、エバンス愛さんが英検1級を突破するまでの流れと、試験に合格した最大の要因について、記事にしてみました。
今では独自の英語講座に加えて、フランス語を学ぶ講座や歴史学、食育講座など多岐に渡る活動をしているエバンス愛さんですが、過去は必ずしも順調に英語が上達させていたわけではなく、色んな挫折があったのです。
エバンス愛さんは、人生において最も英語力を伸ばした25歳~27歳の2年間で「ひたすら英文法に取り組んでいる」ことが伺えました。
結局のところ、英語力を本気で伸ばすには、「英文法」こそが鍵になるわけですね^^
僕自身は過去にアメリカ留学に行って現地で挫折を味わうなど、英語に関する様々な経験をしていますが、英語学習においては文法こそが最重要である、という主義を貫いています。
・・・ただし、英文法の学び方については、エバンス愛さんとはだいぶ異なるアプローチをしているので、彼女の講座が合わなかった人は、別のやり方をとってみると突破口が開けるかもしれません。
ちなみにエバンス愛さんの他の情報については、こちら👇で詳しく解説をしています。
それでは最後までお読み頂き、ありがとうございました!
まさぽん