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ゲビーでスピーディーなハイシーン

今晩の「メッセンジャー」あいはらさんとの配信イベント「ゲビ―でスピーディーなハイシーン」に向けて、朝から心と体を整えています。

非常に馬力を使う大きな原稿を早朝から仕上げ、娘たちを習い事に送り、ウォーキングを兼ねて、お世話になっている方の誕生日プレゼントを買いに行き、その帰路に娘たちの昼ごはんのパンを買って帰る。「キレーでスムーズなスケジューリング」を立てました。

順調に娘たちを送り、誕生日プレゼントを買うつもりのお店までウォーキング。帽子をよくかぶる方なのでキャップにしようと思って、そのお店を選んだのですが、若者向けのブランドでもあるので、お客さんも、店員さんも、みんな若い。

良さげなキャップを選んでレジへ。プレゼントなので「贈答用に包んでもらえますか?」と申し添えると、ラッピングは有料で、袋に入れる形と箱に入れる形があるとのことでした。

誕生日プレゼントですので、もらった人が少しでも喜んでくださるように、ラッピングをした形がどんな風合いになるのか。それも非常に大事な要素なので「それぞれ、どんな設えになるんですかね?」と尋ねました。

対応にあたっていた20代とおぼしき女性店員さんの表情が一気に曇りました。

「“シツラエ”?“シツバエ”?ですか?」

すぐさまこちらも答えます。

「プレゼント用なので、どんな“し・つ・ら・え”になるかと思って」

「シツラエ?」

先ほどよりも表情がさらに曇っています。僕の後ろにお客さんが並ぼうとしていて、ワケの分からんことを言っている客は放っておいて、そちらを先にレジに案内しようとされています。

設え。

そりゃ、20代の店員さんにとっては、聞きなれない言葉だったんでしょうし、いきなり「設え」という人生初遭遇の言葉を言われても、どう対処したらいいのか、分からなかったんでしょうね。

そりゃ、あからさまに怪訝そうな、異物を見るような「ハ?訳わかんないんだけど」というメッセージを、手も使わない手話で伝えてくる流れになりますよね。

そりゃ、そんなワケの分からない言葉を発する客よりも、後ろのスタイリッシュな同年代のお客さまを大切にしますよね。当然のことです。

本来の意味は「準備」という意味ながら、そこにおもてなしの心、相手を敬う味わいをプラスした場合で用いられることが多い「設え」という言葉。そんな言葉、そりゃ、馴染みないですよね。場にそぐわぬ言葉遣いをして、ごめんなさい!

…さて、僕が、そんなことを心底思うような人間なのかどうか。このnoteをご覧の方はお分かりだと思います。

穏やかに体と心を整えるつもりが、一番高いユンケルを風呂桶一杯一気飲みするような心のブースターを買い物でいただきました。

マグマを整える46歳。

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