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谷口真由美さん

今朝のTBS「サンデーモーニング」から谷口真由美さんが本格的にメディア復帰されました。

谷口さんとは私が昨年10月まで出演していたABCテレビ「おはよう朝日です」で5年ほど毎週共演し、さらには僕の妻が谷口さんと東大阪市立英田中学の同級生という縁もあり、まさに公私ともにお付き合いをさせてもらってきました。

谷口さんがラグビー協会の仕事依頼が来た時。実際に協会に入ってから。そして、辞める時。常にいろいろな形で連絡をいただき、僕もいろいろな連絡をしてきました。

微力の微力ながら、何かしら良き風が吹けばと思い、Yahoo!拙連載やYahoo!オーサーコメントなどを書かせてもらったりもしていました。

そんな文脈もあっての今日の放送。

安心しました。

ちゃんと、よたってました。

番組後半に向けて修正していったのはさすがですが、それでもよたってました。

そら、当然です。

谷口さんはマシンでもなければ、超人でもないのです。

1年以上もメディア出演をしていない。しかも、いきなりの復帰戦が古巣とはいえ、日本有数の高視聴率番組であり、生放送でもある「サンデーモーニング」です。発言に対して、何か言ってやろうという人間もパソコンのキーボードを前に、手ぐすね引いて待っています。

谷口さんのことを愛し、応援している人ほど、戻ってきたという事実を喜びがちです。それは当然のベクトルであり、理解はできます。

ただ、手放しで「さすが、谷口さん!」「変わらぬ風格!」「さすがのコメント」などと礼賛しがちですが、それは「サンデーモーニング」にも、こういう仕事にも、そして、ひいては谷口真由美さんに対しても冒涜になりかねないと僕は思います。

芸人さんでも、タレントさんでもないのに、日々テレビやラジオにも出してもらうという特殊な仕事をしている者として、そこはしっかりと強く綴っておこうと思いました。

谷口さんもよたるのです。

よたる姿を見て、当たり前のことを再認識しました。

いろいろあったラグビー協会での日々も、谷口さんの体を一つ一つ刃のように削いでいたのではないか。それも強く感じました。

いきなり戻った人間がこれまでと同じようにできるほど、どの世界も甘いものではありません。

ただ、こんなことを長々と綴るまでもなく、谷口さん自身がそれを感じているでしょうし、言うてる間にラグビー協会での経験も加味して、これまで以上のパンチ力を活用した新たなファイトスタイルを築くことでしょう。

そして、僕が今日の「サンデーモーニング」を見ていて、一番息をのんだのは番組で手にしていたペンでした。

ゴールドピンクのキラキラしたペン。

あの風合いは「何かの折に使って」と僕がプレゼントしたスワロフスキーのペン。その義理堅さへの僕なりのアンサーソングとして、この文章を綴ってみました。

これでペン違いだったら、気恥ずかしさから関口宏氏と同じ箇所が一気に白髪になる46歳。

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