メッセンジャーあいはらの夜はこれから!
「芸能界み~んなホントのことでっせ!」
これは、彼の前田五郎さんの名著ですが、番組が終わった瞬間、このタイトルが頭に浮かびました。
それくらい「み~んなホントのこと」ばっかりしゃべりました。
昨晩のMBSラジオ「メッセンジャーあいはらの夜はこれから!」。
正味の話しかしない。
いつにも増して、昨日は、そんな放送になったのではないか。
そんな感覚を、堀江しのぶ表紙の「スコラ」のように強く握りしめ、家路につきました。
充足感のあるお仕事ほど、幾重にもありがいことはありません。
帰宅前に寄った近所のスーパー「ライフ」で178円に割引された「彩り俵おにぎりセット」をピックアップする足取りも、自ずと軽くなります。豪儀に、半額を待たずに40%引きで買ってやりました。
ホンマのことをしゃべらないと意味がない。
僭越ながら、僕がラジオの仕事をさせてもらう時に、心がけていることです。
そして、これはラジオのお仕事をさせてもらうずっと前、まだ、いちラジオ好きの会社員だったころから強く思っていたことでした。
本当にナニな話、当時、お付き合いしていた女性は、ラジオでしゃべることを生業とされていました。
プロのしゃべり手として、話し方に華を出すためか、FMラジオを主戦場とされているからか、しゃべり方自体に何とも言えぬ“ポップさ”がある。
僕はそのポップさ、もっと言うと「●●します」の「します」の“ま”に、何とも言えぬ、ぶりっ子ぶりを感じ「それを無くして、もっと正味の『します』にしたら、話に説得力が出て、特にFMではさらに勝ち戦ができると思うんやけどなぁ」と度々言っていました。
今から考えると、プロに対して何を言うのかという話、ど真ん中です。
大阪球場の外野席で「香川は体が開くからアカンねん」と解説しながら、あぶさん以上に酩酊している岩田鉄五郎似の水島新司アソート風オジサマみたいなものです。
ただ、まさか、まさかの流れで、自分がラジオでしゃべるお仕事をさせてもらうようになりましたが、今も、その時の感覚を軸にしゃべっています。
そして、ラジオでしゃべることの馬力の消耗具合や、能力の振り絞り具合をプレーヤーとして感じるようにもなり、その女性への敬意と謝意もまた湧いてきました。
いつか、その女性とラジオで共演する日が来れば、その時は終始こちらが「します」にぶりっ子パフュームを込めてしゃべり、かませ犬になる所存です。
そして、そんなことを綴っていたら、言うてる間に、昼からのABCラジオ「ウラのウラまで浦川です」が近づいてきました。
今日も今日とて、苛烈な3時間を過ごしてきます。
感謝、感謝の46歳。
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