2023年9月7日分。ABCラジオ「ウラのウラまで浦川です」“人間だもの”
7日にジャニーズ事務所の会見がありました。
そのことについてはYahoo!拙連載で「ジャニーズ事務所の会見を前に、一人の芸能記者として思うこと」と「ジャニーズ事務所の会見を経て、一人の芸能記者として思うこと」で綴りました。
本当に綴るべき考えたのは「―前に」のほうで、今回のことのみならず、ラジオでも度々話している“単純化した悪への攻撃”について、自分の立場で感じることを綴りました。
それを綴ったので、対をなす形で「―を経て」も綴ったのですが、そちらがYahoo!のトピックスに上がり、非常に多くの方に読んでもらうことになった。
その結果、また「まずお前らマスコミが」「芸能記者なんてみんな」などと十把一絡げの紋切り型“貴重なご意見”を多々いただいてもいます。
岡田彰布監督の定型をお借りすると「まぁねぇ、貴重なご意見でハラワタ煮えくり返る?ほら、ほうよ。おーん」とはなります。
ただ、ま、ニュー中西正男として、新たな実験も込みで見守り、ここでケタクソ悪さのガス抜きもさせてもらいながら、今週木曜に「ウラのウラまで―」で出した“人間だもの”の再掲作業だけさせてもらいます。
そんなこんなの48歳。
●中西正男の懺悔
先日、高校ラグビー部のグループLINEに同期から連絡が来ました。
お盆休みで、地元・枚方で同窓会的に飲んでいる。担任の先生も来ているし参加できる人はいない?という内容でした。
僕は既に別の会食に参加中だったので参加はままならなかったのですが、次々と来る写真を見ると、学生時代のマドンナも複数参加しているようです。
はしたなさは重々承知ながら、こちらもお酒が入っていたこともあり「先生への近況報告代わりに」という隠れ蓑をまとわせ、本命はマドンナたちに届けと、数日前に売れっ子芸人さんと楽しく飲んだ時の動画を送りました。
芸人さんの威を借るリア充アピールです。
なんだかんだでこちらの宴席も盛り上がり、小一時間経過。グループLINEに目をやると、一気に酔いが醒めました。
学生時代、モテモテだった同級生が送ったメッセージには「早く来て」の返信がわんさか。僕の動画は完無視です。
芸人さんに突っ込まれながら、手羽先をおどけて食べる僕の姿だけが小さな画面でチラチラ動いています。
せやせや、そうやったわ。僕、学生時代はモテのヒエラルキー最下位やったんや。そのマグマが今の仕事に役立ってるんやけれども、昔のことプラス、舞い上がりで当時の身の丈を失念していました。
なんでこんないちびったことをしてしもたんや。
平松愛理さんの名曲が歌詞を変えてリフレインします。
♪酒と興奮と加齢。アホな扉、開けるカギ。
やりきれない思いが今も消えず、この枠で昇華させてもらいました。
だって、人間だもの。