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桂南光さん

今朝の朝日新聞には拙連載「TV笑ケース」掲載されています。

全国どこの地域の紙面にも載っていますので、朝日新聞を手にする機会がおありの方は、ご一読いただけましたら、幸いです。

「TV笑ケース」は月に一回の連載で、前回は2月13日付紙面で「ガレッジセール」のゴリさんのインタビューを綴りました。

僕は書くことが仕事で、もう、それで丸22年ほどご飯を食べていますが、今回、南光さんの原稿を書いていて気づいたことがありました。

「脳が軽いなぁ~」

2月アタマからnoteを始め、ほぼ毎日書いてきました。

ソムリエが一人で飲むためのワイン。

シェフが夜中にサッと作るアテ。

仲間内で飲んでいて盛り上がり、藤波辰爾が家の脚立で再現するドラゴンリングイン。

そんなトーンのものを、独善的な思いをベースに綴ってきましたが、1カ月ぶりに朝日新聞の原稿を書いてみて思ったのが上記の言葉でした。

毎日の“ほたえ”がストレッチになり可動域を広げている。脳のキレを良くしている。

これは多分に感覚的な話ですが、今までできなかった動き、やりにくかった動きが、スッとできる。

まさに、うれしい驚きでした。

Yahoo!やAERA.dotの原稿はインターネットなので文字数が決まっているわけではないのですが、朝日新聞は新聞紙というスペースが定まったところに載せるコラムなので、文字数が定まっています。

新聞の行数でいうと35行ほど。文字数にして約520文字です。これを超えると、物理的にもう入りません。

他の連載以上に“文字のパズル”みたいなことを強いられます。

こういうことを言いたいが、その言い方では文字数を食う。その味わいを残したまま、他の言葉に変えられないか。

そんなことの連打で、決まった大きさの弁当箱にすき間なく佳きおかずを詰めていきます。

それをするにあたり、noteでのストレッチ効果を多分に感じました。

ときに、昨晩の有料配信イベント「パララジオ1周年記念配信イベント ゲビバーの祭典」。

初めての経験で、まさに手探りのところが多々ありました。

目の前にお客さんもいらっしゃらない。

ラジオ的な空気でもあるがイベントであり、お金ももらっている。でも、いつもロフトプラスワンでやってきたようなお客さんと一緒に空気を醸成していく形ではない。

イベントでは、あいはらさんと僕だけがセクシャルな翼を目いっぱい広げ、「パーマン」の“パータッチ”よろしく手を繋いで凄まじい加速をするという場面がありました。

お客さんがいらっしゃれば、皆さまのポカンとして表情からパータッチの解除もできますが、今回はそれもできません。

場の熱の上げ方の正解。

それを模索するために、とにかく全てのパターンのパンチを打つ。

そんな2時間35分になったと思いますが、その中でも、言いたいことや言うべきことはしっかりと言う。

面白い、面白くないという二元論だけではなく「プロとしてこれは発信したい」ということは強く言い切る。

その力も、知らず知らずのうちに、noteから得たものかなと思いました。

動いてみないと分からないことがある。

洋の東西を問わず、時代の今昔も超えて、あらゆる賢人が異口同音に言っていることです。

改めて、この言葉を深く噛みしめるとともに、noteの意味もさらにしがみにかかっています。

そして、noteという場で時間を共有してくださっている皆さまとの結びつき。その値打ちも純粋に感じました。

見えないけれど、繋がっている。

見えないからこそ、繋がりの価値が増す。

そんなところにまで思いが及びました。

見えないものの値打ち。

これも異口同音にあらゆるところで言われています。私などが今一度綴るまでもなく。

なので、逆に、見えるものの価値。

目に見える繋がり。

そういったものに目を向けるのも良いのではないでしょうか。

皆さま、なんと「パララジオTシャツ」が発売されます。

これを着て、目に見える繋がりを満喫するのも良いのではないでしょうか。

往年の渡部建さん以上に告知に力を込めてみる46歳。

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