事なかれ主義と他人事
前回までは、スタジアム構想について書いてきましたが、今回はスポーツ指導(地域移行)に関して書こうと思います。
熊本県は、全国でも最後まで小学校の部活が実施されていました。
その後、社会体育に移行しましたが、部活ではクレームがなかったことでも、クレームとなり活動を制限されるチームや、活動自体を辞めさせられたチームも出てきています。
なぜ、部活ではよくてクラブはダメなのか…
指導者が学校の先生なら良くて、一般の人ではダメなのか…
僕の頭では理解ができません。
そして、行政・議員の方が「地域のため」に動いてもらえているのか…
「高齢者がゲートボールやグランドゴルフで公園を使うのはOKだけど、子供達がキャッチボールやサッカー・バスケをするのはダメ」なんていう公園もあります。
「地域の公園」なのに、なんで高齢者優先なのでしょうか?
どっちか良くて、どっちかはダメ…
同じ地域に住んでるのになんで?
これも、僕の頭では理解ができません…
地元の役場でよく言われるのが「前例がないから」
都合のいい言葉ですよね。
これって「事なかれ主義」を代表する一言のような気がします。
さらに、何か問題が発生したら「他人のせい」にする人が増えていると感じています。
「とんぼ」というドラマの中で長渕剛さん演じる「英二」が定食屋で騒いでいる学生4.5人の荷物を店の外に投げ捨て、その学生に「インディアンが持っているのは軽い槍です。その反対は?」と聞きました。学生の1人が「重い…槍です…」と答えて、その答えを全員で一緒に言わせました。「思いやり(重い槍」を日夜勉強をしろ」と話をしたシーンをご存知でしょうか?
今、私含め、このようにちゃんと言える大人がいるでしょうか?
キチンと叱れる大人が少なくなったのも、「事なかれ主義」と「他人事」として考えている人が増えてきたからだと思います。
昔の日本人は、そうじゃなかったのではないかと思います。
古き良き文化や慣習を、改めて勉強したいと思う今日この頃です。