押し目買い、戻り売り
相場は、海と同じで、波がある。波の上の魔術師とは、よく言ったものだ。
海は、満ち潮、引き潮がある。つまり、海面が上昇する。相場でいうならば、アップトレンド、下がるのは、ダウントレンドになる。
海の中に入って、泳いでいたら、満ち潮なのか、引き潮なのか、今一わからない。相場も似たような所があって、いざポジションを建てて、エントリーした状態だと、判らなくなる人が多い。
それは、ポジションを持つ事によって、当事者になり、冷静に、客観的に市場を見ることが出来なくなるからだ。
一度、陸に上がって、じっと海を観察していると、水際の辺りを見ていると、満ちている、引いているのが、判る。
海も、相場も、波というのが、存在する。相場の場合も、波が存在し、上がったり、下がったり、よくわからないような動き方をしながら、長期のトレンドを形成する。
確実に言えることで、短期では、上がったり、下がったりするが
長期のトレンドに収束すると言うこと。
川でいうならば、小さい川が集まって、大河を成すと言うこと。
大きい流れに逆らうことは出来ないということだ。
時間が経過すると、大きな流れに収束してしまうので、その方向に資金を投下すべきなのだ。一時的に損失が出ても、時間が経過すると助かるという事。
方向性、トレンドに従うと言うことは、かなり重要だ。
わざわざ、方向とは、逆にトレードして、疲れるより、大きな方向に従った方が、精神的に楽だし、一時的に失敗しても、時間が経過すると、助かる。
押し目買い
買いポジションを作るとき、つまりアップトレンドだと判断した場合。
アップトレンドを形成している時でさえ、値段が一時的に下がる局面がある。この時に、勇気を出して買いで入るのが、押し目買いとなる。
相場師は、「押し目を取れて一人前」と言われる。
戻り売り
売りポジションを作るとき、ダウントレンドだと判断した場合。
下がる途中で、一時的に、価格が戻ることがある。
このときに、売りを入れるのが戻り売り。