相場での儲け方
相場での儲け方は、主に二通りある。
安く買った物を高く売る。
高く売ってから、安く買い戻す。
普通の人は、前者が多い。安く仕入れて、高く売る。その差額が利益になる訳だ。手数料、税金も計算しておいた方が良い。
つまり 高く売った値段 - 安く買った値段 = 儲けになる。
普段、日常的に消費者生活を行っている事から、まず最初に買うという行為は、慣れている。
後者のパターンは、家を新築で建てたりする場合、工務店は、まだ家が出来ていないのに、売買契約を交わす。
つまり、買いからスタートするのではなく、売りからスタートする訳だ。
農耕民族である日本人からいうと、理解しにくいかもしれないが、狩猟民族のユダヤ人は、そのパターンになる。米国市場は、そんな感じになっている。安い所が判らないから、取りあえず売っておいてから、買い場探し、商品相場も、そんな感じ。なぜそうなるのかというと、商品先物の場合は、システム上、買いより売りが有利、どうしてかというと、保険的な要因で、プロ、総合商社などは、仕入れた商品の価格が下がって損失が出るのを食い止める為、売りから入る。つなぎ売りを行うから、先物取引は、売りが有利になる。
これも、高く売った値段 - 安く買った値段 = 儲けになる。
相場で、損失を出す人は、この逆をやる。つまり、高く買って、安く売る訳だ。もしくは、安く売って、高く買い戻すということをやっちゃう。
どうして、そんなことになるのかというと
数字に弱いから、いくらで、買ったのか、判らなくなってしまったりする。
家人は、数字にとても弱く、安いのか、高いのか計算出来ない、いや計算しない。金融市場では、数字が弱い、計算しない人が、いとも簡単にお金を巻き上げられるシステムになっている。計算力が、マネーの根源と言っても、間違いないだろう。
それと価格は、感情で動く側面がある。期待で買われて、恐怖で売られる所もある。
物の買い場、売り場が明確に定義出来れば、安く買えるし、高く売れる訳だ。