戦う前に勝敗は決まっている

相場は、資本市場での経済戦争でお金の取り合いになる。

基本、資本財が増えた。お金がいくら増えたのか、競うのであって
色々な手法があるが、短期のデイトレードの場合だと
麻雀みたいな感じになっていて、初心者を市場に呼び込み、初心者は知らない法則で、お金を取り上げるやり方をしている人もいる。

短期取引は、短期という閉鎖された空間での、お金の取り合いになる訳で

勝つ人、儲かる人より負ける人、損する人の方が数が大きくなる。それは、手数料、税金があるので、市場の資金は縮小するが、市場外から資金流入があるから、配当金、負けた人が、労働したお金を金融市場に入れる事で短期の株式市場は成り立っている。

だから、デイトレードは、椅子取りゲームしながら、ババ抜きを同時にするのと同じような感じで、市場参加者は、超高速トレードHFTとかのプログラムも参加しているので、それでも稼げる手法じゃないとかなり難しいだろう。

わかっている人からいうと、そんな遅れたシグナルとかやり方で、時間軸だと、逃げられないのは、当然だと思うが、、、

マーケット、市場は、様々な人が参加する事で、合理的な価格が形成されるという事が建前なので

市場というものは、必要悪っていうやつだと解釈しておきたい。
市場に流動性を提供するリスクテイカーは、必要だと思う。
全員は儲からないけど、、、

資本市場の嘘っていうやつ

軍人の嘘を戦略といい
商人の嘘を商売という　(日本永代蔵)
仏の嘘を方便というが

商品先物での情報って８割は、嘘って思っている方が良い。２割は本当の事なので、癖が悪い。いっそ全部嘘だった方が、判りやすいのだが

株式の場合も、嵌め込みネタが多いが
ニュースっていうやつは、その時は正しいかもしれないが
次の日は、意味が無い事になっていて、三日後は、完全に逆になっていたりするものだ。従って、今がもっとも大事だという事になる。
トム・ボールドウィン　も　言っている通り

ユダヤ人の格言「タルムード」では
「噂話はかならず３人を殺す」って言われている通り

噂をばらまく人、疑問も抱かずに噂話を聞く人、そして噂の対象になっている人だ

ニュースでの投資は、きわめて危険だと思う。

孫子の兵法で

彼を知り己を知れば百戦殆からず

戦う場合には、敵と味方の両方の情勢をよく知った上で戦ったならば、何度戦っても敗れることはないということ

孫子の謀攻ではこの言葉に続いて、敵のことを知らずに味方のことだけを分かっている場合には勝ち負けの割合は半々になり、敵のことも味方のことも分かっていないようでは、ほぼ負けるとされている

デリバティブ取引は、まさにこれをやってないと破綻する
戦争を行う前から、判っていないと勝てない、儲からないという事。

現在の経済戦争も兵站が重要で、事前のリスク計算が重要だということだ。

大抵、失敗している人は、行き当たりばったり的なやり方をしている人だろう。

『孫子曰く、昔の善く戦う者は、先ず勝つ可からざるを為して、以て敵の勝つ可きを待つ。勝つ可からざるは己に在り、勝つ可きは敵に在り。故に善く戦う者は、能く勝つ可からざるを為すも、敵をして勝つ可からしむること能わず。故に曰く、勝は知る可くして、為す可からずと。』

「孫子は言う。昔から、戦いに巧みな者は、まず敵が自軍を攻撃しても勝てないようにしておいてから、敵が弱点を露呈し、自軍が攻撃すれば勝てるようになるのを待ち受けたものである。負けないようにすることは自分自身によってできることだが、自軍が敵に勝つかどうかは敵軍によって決まることである。したがって、どんなに戦いが巧みな者であっても、敵を勝たせない状態にすることはできても、敵を攻撃すれば勝てる状態にさせることはできない。そこで、勝利の方法を知ることと、実際に勝利を実現することとは別であるというのだ。」

『勝つ可からざる者は守なり。勝つ可き者は攻なり。守らば則ち余あり。攻むれば則ち足らず。昔の善く守る者は、九地の下に蔵れ、九天の上に動く。故に能く自らを保ちて勝を全うするなり。』

「いかなる敵も自軍に勝てないようにするのは守備のあり方である。敵に勝てるようにするのは攻撃のあり方である。守備を優先すれば兵力に余裕が生まれる。攻撃を優先すれば戦線が拡大することによって兵力が足りなくなる。そこで古来、守備を優先して巧みに戦う者は、地底深くに潜むようにして守りを固め、好機と見れば一気に天高く飛び上がるかのように攻めに転じた。そうした戦い方だからこそ、自軍を保全しながらも確実に勝利を収めることができるのである。」

結論、儲かる人が実践している事

事前のリスク計算
株式の場合は、パターン認識という事になる

そうすることが

戦う前に、勝敗が決まっているということにつながっていると感じる