ツルアリドオシの花に出会います

画像1 近々、史跡・植物等の見学ツアーが予定されているので、下見のためにそのコースどおり山中を歩きます。時々歩いているのに、今まで気がつかなかった白い小さな花の群生に遭遇します。調べてみるとツルアリドオシ、常緑つる性の多年草です。史跡の変化は少ないですが、植物は2~3日もあけると変化が大きいので、事前準備のための下見は必須です。
画像2 アリドオシと同じく、花2輪が一対となって咲いています。花の時期は植物の同定がしやすいのですが、花期はせいぜい十日です。何回歩いても遭遇できずに花が散ってしまうことがあるため、こういう新しい発見があって面白いものです。とりわけ小さな花は散ると跡形もなくなるので、気がつかないままになってしまいます。
画像3 またまた、大きな虫こぶを見つけます。直径3cmくらいですが、よく見ると小さな穴がいくつも空いています。何かの昆虫が、ふ化して旅立っていったのでしょうか・・・?
画像4 ヤマハゼでしょうか・・・? 今日も遭遇しますが、今回の実(種)は更に大きくなっています。誰かが葉っぱを外して、観察できるように細工をしたのでしょうか・・・? ウルシの仲間なので、かぶれないように注意します。
画像5 満開のテイカカズラに出会います。百人一首の選者の藤原定家にちなんだ故事があります。この植物の花も小さいので花数が少ない個体では、見逃してしまうことがあります。
画像6 この個体は花数が多いので、すぐに見つけました。つる性の植物で今が最盛期のようです。山中のところどころにも生えていますが、高いところに花が咲くので見つけるのが難しいのですが、今回は麓の川沿いの低い場所で、たくさんの花がついた個体を見つけました。
画像7 今の時期は、あちこちでヤマボウシを見かけますが、麓に一本の木がありました。まだ咲き始めのようで、これから最盛期に入ります。
画像8 そして今年初めて開花したササユリの個体、今日のもう一つの目的は、この花に出会うことでした。これは一輪咲きですが、実に清楚な花です。これから所々で出会えますが、例年の開花開始は6月10日前後なので、他の花と同じように今年の開花は早いようです。大切に大切に保全したいものです。

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