佐川真佐夫が如何に天才なのかを世間に伝えるためのnote 第12話~お土産~

 貰ってうれしいお土産と迷惑なお土産とある。
 最近はあんまり貰ったりも、あげたりもしていないが、中には『何のためにあるの?』と心の底から疑問に思うモノもある。

 だいたい旅行行ったときにお土産を買って帰るのがパターンかと思う。「今度○○に行くからお土産何がいい?」とか聞かれると「何でもいいよ」と言ってしまう自分がいる。だって、旅先の名産なんてすぐには思い出せないでしょ?だから結局『何でもいいよ』とか言ってしまうのだ。逆もしかりかと思う。

過去を振り返ってみると俺自身、本当にクダラナイ物をお土産としてよく買っていた。天才たるゆえんかもしれない。

 ご当地キーホルダー(地名が書いてある)や、ご当地ペナント(地名が書いてある)なんかは必須で買っていた。人にあげると反応に困っていた記憶がある。
 おまけに『努力』とか書かれてある石とかも買ったことがある。今思えば文鎮にもなりゃしないモノだと呆れてしまう。
 あと木刀も買ったことがあった。なんで旅行に行ってお土産で木刀なんか買ったのか摩訶不思議である。
 やはり天才は何を考えているか、どんな行動するか分ったもんではない。流石俺様だ。
 海外に行くのなら無修正DVDとか大人の雑誌とか購入したり貰ったりしたいものだが税関で捕まったりしたら目も当てられない。

これら以外でも思いつくものはまだまだ腐るほどある。

 結局お土産は自分から頼むのが一番良いだろう。まず間違いは起こらない。
 新潟に住む山根くんが上京する時は新潟の銘酒『〆張鶴』を頼のむ。山根はいい奴だから一升瓶で購入してくれる。鹿児島に住む雨宮くんが上京するときは明石屋の『かるかん』を頼む。福岡の友人には福さ屋の『辛子明太子』だ。基本だな。
 天才のくせに当たり前のものばかりだと言う声も聞こえてきそうだが、やっぱり、お土産と言うものは嬉しい物でなくてはね。でないと、最悪の事も起こりうる。
 例えば、27歳の時の話だが、ちょっと料金が高いお風呂屋さんから貰ってきたお土産。

 これは本当にいらなかった!

 くれる前に欲しいかどうか聞けっちゅーねん!!二週間、抗生物質を飲むはめになるんだから!

つづく・・・



『佐川真佐夫が如何に天才なのかを世間に伝えるためのnote』
第1話 ~概要~
第2話 ~はじめに~ 
第3話~蛙と俺~
第4話~こんにちわ新聞屋さん~
第5話~天才はやっぱりモテる~
第6話~愛しのポン太~
第7話~静電気と宇宙人~
第8話~芥川賞を受賞した時のための記者会見の練習~
第9話~カンニングという名の完全犯罪~
第10話~横浜純情物語~
第11話~天才に敵はいない~



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