アストル・ピアソラ(1921−1992)/ 天使の死

”アルゼンチン・タンゴの革命児” ピアソラの音楽は、1990年代にブレイクし、「リベルタンゴ」「アディオス・ノニーノ」をはじめとする名曲の数々は、クラシックを含む多くの演奏家の”新定番”となっている。同曲は、ピアソラが自身の五重奏団を結成して充実期を迎えた頃の1962年作。元々は、アルベルト・ロドリゲス・ムニョスの戯曲「天使のタンゴ」の劇附随音楽として作曲された。フーガに始まり、悪魔と天使が闘って天使が殺されるという絶望的な場面が、速めのテンポで描かれる。              

柴田克彦(音楽ライター)
                                                                     
  




      


                                                                                



      



                                                                 

    





   


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