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テイカーの裏工作が表工作にはならないのは何故か

今回もテイカーについて述べていきます。
今回は、テイカーの裏工作についてです。

テイカーの裏工作は何故裏なのか。
何故表工作にはならないのか。
今回はそこに焦点を当てようと思います。

テイカーは裏工作を好む

テイカーは裏工作を好みます。
表立って言えないことを裏で言うのです。

何故か。
悪の組織内営業の布石にするためです。

悪の組織内営業の第一歩は、裏工作です。
裏が先、表が後。
逆になることはありません。

裏工作で観測気球を上げておく。
テイカー側の賛同者を増やしておく。
そういった裏がまず先にあるものなんです。
裏工作が成功してから表沙汰にするのです。

テイカーは裏工作が極めて得意なものですから、巧妙かつ狡猾な裏工作になります。

表工作にはならないのは何故か

では、表工作にはならないのは何故か。
テイカーは、裏工作が極めて得意なんだったら、表工作も得意になれるはずじゃないのか。

そう考えるのは、普通の人間の発想です。
テイカーでない人間の発想に過ぎません。

流言は「裏でなくてはならないから」です。
流言は社会学上の計算式で成り立ちます。

重要性×曖昧性=流言

この社会学上の計算式は、ありとあらゆる流言で成り立ちます。
テイカーによる流言でもそうなんです。

テイカーによる重要性の増幅

テイカーによる重要性の増幅は、テイカー以外の人間に対して、表でも裏でも為されます。

何らかのミスがあったとしましょう。

テイカーは、「テイカー以外の人間が何々をしておいたら良かった」という「タラレバ」を言い、テイカー以外の人間の重要性を増幅させます。
後々の布石にするためです。

テイカーは、テイクするためなら何でもします。
(強調しますが、「テイクするためなら」です。)

テイカーの言う通りにしていても。
テイカーの言う通りにしていなくても。
如何なる場合においてもです。

テイカー以外の人間が、物事の成否を左右する、最重要人物に仕立て上げられるのです。

テイカー以外の重要性を増幅させる

これは本当に「如何なる場合においても」です。

指示役のテイカーの指示にミスがあったところで「実行役がちょっと気をきかせれば良かった」になります。

テイカーは、「言われた通りにするロボットか」というパワハラをしても、平気ですからね。

テイカーの指示通りにしていようと、「何故か」「いつの間にか」実行役のせいになるのです。

逆はどうでしょうか。

実行役のテイカーの実行にミスがあったところで「そんな曖昧な指示をするのは指示役が悪い」になります。

「私だったらこうお願いする」というタラレバでテイカーでない指示役のせいになります。

「そんな指示なんて指示したうちに入らない」や「そんな言い方ではいけない」とさえ言い始めることがあるのが、テイカーの特徴です。

テイカーが指示役であろうと実行役であろうと、テイカーでない人間のせいになるのです。

テイカーは、テイカー以外に原因を見出すので、そうなっていきます。
さらには、まるでテイカー以外の人間が最重要であったかのように、偽装していきます。

テイカー以外の人間の重要性を増幅させている、というわけです。

テイカーによる曖昧性の増幅

一方で、曖昧性についてはどうでしょうか。

テイカーによる曖昧性の増幅は、表で為されず、裏でのみ為されます。
曖昧性を増幅させ、より曖昧にするためです。

テイカーは、テイクするためなら何でもします。
(強調しますが、「テイクするためなら」です。)

業務改善や再発防止のためではないのです。

テイカーは「原因究明のふりをした」パワハラを好みますが、原因究明は嫌うのです。
曖昧性が減少し、明確化されるからです。

テイカーは「テイクするのに不便な状態」になる(曖昧化が明確化される)のを嫌うのです。

ゆえに裏工作をして、曖昧性を増幅させます。

「全てが誰々のせいというわけではない。」
「誰々以外の人間にも少しずつ責任がある。」
「アンタに出来たことは何もなかったのか。」

テイカーは「テイクするために」そう言っているわけですが、曖昧な一般論であるため、すぐには否定できません。

ゆえに、曖昧化が成功してしまいます。
曖昧性が増幅してしまうのです。
テイカーの狙い通りになるということです。

重要性×曖昧性=流言

流言は、重要性と曖昧性の掛け算です。
どちらかがゼロである場合には生じません。
どちらもが大きい場合には激甚になります。

ゆえにテイカーは、テイカー以外の人間を探し、成否を握っていた最重要人物であったかのように仕立て上げます。

そしてテイカーは、テイカー以外の人間がいないところを見計らって、流言を広めます。
テイカーにとっては、本人不在の曖昧な状況が、曖昧な状況こそが、テイクに便利だからです。

流言は重要性と曖昧性の掛け算です。
最重要人物がいないところを見計らってしていた場合には、流言が大成功してしまうのです。

強調しておきますが、「流言が」です。
流言以外のことは何もかも大失敗です。

業務改善、再発防止、原因究明、全てにおいて、大失敗です。
最重要人物本人に確かめてみて明確化することが出来もしないまま、話だけが広がるからです。

流言だけが大成功。他の全てが大失敗。
それで得するのは誰ですか。
勿論、テイカー「だけ」です。
ゆえにテイカーは、裏工作を好むのです。

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