競馬:「雨が苦手」と「道悪が苦手」は別もの
厩務員時代、「あの馬は血統的に道悪でも大丈夫っしょ!」という会話が聞こえてきたことがある。当時、若かった私は、そんなものなのかな~、と感じながら、聞いてきた記憶がある。
たしかに馬体や血統から判断できるところもあり、とくに走り方や後脚に特徴が出やすい。ただ、これは脚が接する馬場の話であって、雨そのものが苦手であれば話は変わってくる。
馬の性格は、世話をしている人間の影響を大きく受ける。
つまり、厩務員が雨嫌いであれば、馬自体がそれを察することもある。
私は幼少のころから雨天が大好きであった、合羽を着ることができるからである。なぜか合羽が好きだった。笑
大人になってからも、雨天は苦に感じることはなく、雨天時もニコニコして馬に接していた。これが良かったのか、馬にも性格がうつり雨の日も元気に走ってくることが多かった。
一方で、雨嫌いな関係者に世話された馬は、たとえ道悪巧者と言われていても、思っていたほどの好走はなかった。曇りであればいいのかもしれない。。。
やはり、「雨」と「道悪」を同じように捉えてはいけない。と、個人的にはそう考えている。
競馬の予想をしていて、どんな性格の関係者に囲まれて成長しているかも気になるところである。当然、AI予想にも入ってくることはない要素である。
今日も雨だったが、明日も雨かな。また、予想に頭を悩ませる長い夜になりそうだ。