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みんなで汗を流す
街の交流空間とする蔵の選定は二転三転した。もう少し道幅の広い道路に面している方がアクセスしやすいかなと所有者に打診したものの、我々の活動自体が怪しく感じたのだろう、所有者は首を縦に振らなかった。こうなったらしょうがないから、メンバーの一人紺田さんがもろみを作っていた蔵にしようと決定。クルマが通り抜けられない路地の奥まった所に位置しているから、わかりにくいだろうなと当初は敬遠していた。でも、サロンスペースに生まれ変わってみると、クルマの騒音などから隔絶されていて静かな空間の心地よさを味わうことができた。
改修作業は、蔵の床に敷き詰められていたレンガブロックを一度外に出すことからスタート。このブロックは紺田さんのお母さんが持ち込んだと聞いた。そして、その下の砂を一輪車に載せてトラックまで運び上げた。長靴を履いてタオルを首に巻き、汗を流して力仕事。これまでは、打合せばっかりだったけど、みんなで身体を動かすのがとにかく愉しかった。大野町のメンバーは50歳前後、みんな若かった。今は亡き忠村さん、木越さんも写真に収まってる。みんなで力を合わせるスタイルが始動した。