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オープニングで気づいたこと

 2018年1月に「もろみ蔵」をオープン、それを記念してセレモニーを開催。鏡開き、もろみ蔵協同組合代表の直江茂行さんの挨拶、オーケストラアンサンブル金沢メンバーによる演奏を行った。大野町住民の方々がたくさん訪れてくれて、足の踏み場もない状態に。

 こじんまりとして天井の高い蔵空間は、バイオリンなどの音色が響き渡り、音響がとても良いことを確認できた。その特徴をアピールしようと、「蔵コンサート」を毎月1回のべ40回開催することになった。

 一方、オープニング当初に写真や書の作品が柱と梁で囲まれた壁空間に掛けられた。私はうまく収まったなと思っていたが、美術関係者から、この格子が目障りになると指摘を受けた。柱や梁の無い大壁が作品展示に向いていることを教えてもらった。美術館やギャラリーの壁面が作品展示に相応しく、「ホワイトキューブ」という言葉を初めて知った。

 「もろみ蔵」はギャラリー&茶論と銘打ったが、アート空間にはほど遠かった。

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