スライムあそびイベントとは!?
先日、とある保育所にて行われた
スライムあそびというイベントのスチル撮影に入らせていただきました。
まあ、スライムでビヨーンってして遊ぶのだろう!!という程度の想像で現場に挑む。
当日、状況の確認を行うと
今回はこじんまり小さな教室で
スライムがいっぱい入ったタライを
複数個設置して自由に遊ぶというもの。
まあ、密集します。
つまり、自由には撮れないです。
撮りやすい場所からぬいたり
声掛けして撮ったりします。
超広角の必須性
その中で重要に感じたのが
超広角の必須性!!です。
その理由の一つは、こういった手元作業系の撮影
当然被写体は下を向いていることが多く
表情を撮るためには
近づいてあおり(ローアングル)で撮影すると撮りやすいです
ただ近づくと当然写る範囲が少なくなるため
手元が写せなかったりします。
今回はワイド端28mmの広角レンズで撮影したのですが
手から顔まで写そうとするとどうしても1メートルほど離れたところから撮影することになりました。
これが超広角の17mm程度のレンズで撮影できれば解決します。
そして、理由その2
複数名のGS(=グループショット)を撮影してあげたいのですが
ワイワイ、ガヤガヤしたカオスな部屋で夢中になっている子供達に声掛けしてもあまり聞いてくれません。(聞こえてない)
ましてや、GSを撮ろうとすると距離は2メートルかそれ以上離れて撮影せざるを得ません。
ここも、超広角であれば近寄って撮る事ができるため
声が届きやすくなり、ノーファインダーで撮ったりもしやすいです。
このようにこの手の撮影では超広角がとても役立ちます。
ただし超広角だと、頭や顔がウニャーンって歪む事もあるので
写真としてはあまりよくないかもしれませんね。ある程度おさえのショットが撮れれば、50mmぐらいでいい感じのショットを狙うのがおすすめです。
そして感じたのは様々なリスク
もちろん想定から着替え=Tシャツと靴下ぐらいは持って行ったが
全身ドロドロになりました。
ズボンも含めて全身の着替えを持参する。
洗濯の際、ほかの衣服に対するリスクを考えると
着替えも使い捨てのつもりで100均や古くなったものがベター。
もしくは、部屋が暑くないことが確認できていれば
使い捨ての合羽を着るのがベストかもしれません。
滑って転ぶ恐れ
地面もかなりぬるぬるで滑ります。
転倒による自身のけが、機材の故障、子供のけがなどのリスク
責任の所在と補償に関して、依頼主や現場の担当者にコンセンサスを取っておく必要性を感じました。
転倒以外にも機材故障のリスク
子供達がわざと出会ったり、偶然であったり
スライムを飛ばしてきます
距離が近いとカメラやレンズなどの機材にかかってしまします。
レンズの隙間やスイッチ、ボタン周りに入ると
故障や不調の原因になる可能性が高いです。
こうなると修理行き間違い無しなので大変です。
カメラ、レンズは使い捨て!!
それらのリスクを考えると
機材は、いつ捨ててもいいようなカメラ、レンズに最後の活躍をしてもらうつもりで導入するのも一つの手段だと思います。
もちろん旧型の場合、感度が悪くノイズが乗りやすい。
画素数が少ない等のリスクもあるため、クライアントの了承を得る必要があります。
レンタルの機材を使う or 手配してもらう
当然、これらの事はすべて一般的な撮影では行らない事
プラスαの事柄として、保険付きのレンタル機材を利用したり
クライアントに故障してもOKな機材を手配してもらうなど
リスクのある個所で使用する機材をクライアントの責任で面倒を見てもらう。なども大切です。
全てのトラブルに対する補償をしてもらう
もちろん、故障した際の修理や
代替え機が必要になった際の金銭を保証してもらう。
ケガなどが起きた際の、治療費、休業費の保証をしてもらう。
もしくは、それらの対応をしてもらえる保険に加入してもらう。
事などを事前に確認しておかないとなりません。
さらに、合羽や着替えを購入する
費用も1000円程度の微々たるものですが雑費としてプラスでいただく必要があります。
状況によっては電車や車に乗る前にシャワーが必要な可能性も?検討しておく。
考えておくことと、確認事項
なので
通常の撮影費、技術料
機材費
交通費、車両費=ここまでが一般的に考える撮影料金
とは別に
合羽等の雑費
保険もしくは機材の手配費用
それらに係る作業に時間を要する場合は別途人件費
を請求できるよう事前に相談しておく必要があると感じました。
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