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金融リテラシーは必須のスキル

2000兆円を超える個人金融資産の一部が投信に流れ込んでいます。株式投信への2021年度の純流入額は約10兆円と前年度に比べ3倍、リーマンショック以降最大となりました。月別で見ても12ヶ月全てで流入超過でした。特に海外株型が人気で、流入額の77%を占めています。Go to USの掛け声(笑)の元、アップルやテック大手、S&P500に連動する投信などUS株関連の人気が高いです。株式投信の純資産総額は2022年3月末で86.6兆円と過去最大なっています。
 
お金の知識に関する教育は、2022年4月から高校の家庭科で金融教育が必修になったことに伴い、話題になっております。概要はこちらのYouTubeでも話して頂いておりますので、知らない方はまずはこちらからご覧頂ければ幸いです。
https://www.youtube.com/watch?v=4BbDbeuWK2o

金融庁も以下のHPで金融教育に対するアナウンスを実施しております。

金融リテラシー啓発用共通教材
https://www.shiruporuto.jp/public/document/container/daigaku_core/

年代別教育は以下の通りです。
小学生向け
https://www.fsa.go.jp/teach/shougakusei.html

中学・高校生向け
https://www.fsa.go.jp/teach/chuukousei.html

社会人向け
https://www.fsa.go.jp/teach/syakaijin.html
 
 
『アメリカの高校生が学んでいるお金の教科書』に記載されている、以下の『絶対に覚えておきたいお金のヒント10』は非常に有益なことだと思いますので、参考までに記載させて頂きます。
 
1 お金の管理はシンプルに
2 常に倹約を心がけ、質素に暮らす
3 借金をしない
4 ひたすら貯金。稼いだ額よりも少なく使うのが鉄則
5 うまい話には必ず裏がある
6 投資は長期分散投資
7 全てのものには税金がかかる。儲けを計算する時は税金を控除した額で考えること
8 長期で考える
9 自分の将来の夢やリスク許容度を知り、それに合わせてお金の計画を立てる
10 お金のことを真剣に考える。
 
この流れから考えられることは、日本でも金融リテラシーが必須になったという現実です。アメリカは昔から高校の教育に入っておりましたが、日本も遅れること約30年でようやく政府も本腰を入れるようになりました。
企業版DC、IDeCo、NISA等様々な優遇税制が取られておりますが、各自が金融リテラシー有していることが前提となります。会社や銀行がリスクをとって運用してくれる時代は終わりました。今後は自分でしっかり勉強した上で、自分のお金を育てていくことが必要となります。
 
学ぶ環境は本やユーチューブ、スクール等いくらでもあります。あとは自分が学ぶという気持ち次第です。よく分からないものと蓋をするのではなく、金融リテラシーは自分の人生において必須のスキルであるという気持ちを持って日々研鑽に取り組みましょう。


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