#4 ネズミ講で警察に連行された
ある日記者さんから県警の刑事課に連行。
部屋で待っているとやってきた刑事さん2名から
「君のやっていることは犯罪行為なんだよ」と言われ、
「え~そうなんですか!」
ここで「無知は罪」ということと
法律は「知らなかったは通用しない」ということを学ぶことに。
それは忘れもしない大学最終年の冬のある日、
ある友人から、夜中の1時に電話(当時部屋電)が。
「ね、マネーゲームがあるんだけど乗らない?」
というド直球な内容。
それからすぐに夜中にもかかわらず近くのロイホに出向いて友達と合流して内容を聞きました。
「1万円用意して」
「私に3,000円ちょうだい」
「残り7,000円はここの口座に送金して」
「で、この話を3人に伝えてそれぞれ3,000円ずつもらって」
「そうすると9,000円入るから出費は¥1,000という計算になるじゃない?」
「これが5段先まで繋がったら送金した口座から50万円が振り込まれるから」
と。
10,000円の出費で50万円の可能性があるのは面白いかもなぁ
宝くじよりも当選確率高いかも
と思いつつ、その友人には¥3,000渡してその日は解散。
今考えると
ポンジスキームに騙される人の心理状態と一緒だったんだろうなと思います。
楽して儲かりそうな案件に大きな落とし穴が待っている。
その翌日。
その送金しろと指定された口座がどう考えても怪しさ満点で、
「なんなんだろうこの会社は?」直感で変だと思いました。
記者の方に
「こんな話が入ってきたんですけど、この口座怪しくないですか~?どう思いますぅ?」
と聞いたところ
「お~お前面白い情報持ってるな。」
「よし、しっかり話聞くから昼飯奢るからついてこい」
「お~ありがとうございます!」
と連れて行かれたのが県警の刑事課。
刑事さんがお二人来られ、
「結論から言うとね、キミがやってるのは「ねずみ講」と言って法律違反なんだよ」
「なんでかというとな…」
ここで初めてネズミ講という言葉とそれが違法行為ということを知ることに。
つまり末端の方は出費しただけの被害者になるという、よく考えたらごくごく当たり前の理論で法律で禁止されているのだそう。
ネズミ講といえば「天下一家の会」
そういや僕が子どもの頃、両親が「天下一家の会」がどうのこうのって話題にしてた記憶が蘇りました。
かなり大きな社会問題だったようです。
¥3,000だけは友人に渡しているので今更返せとも言えず、
でもわずか¥3,000でものすごい勉強をしたのでした。
ネズミ講は法律違反の禁止行為。
物のないお金の流れは禁止されているのです。
どうやらリゾート会員権のネズミ講も流行った挙句、摘発されたという事件もあったようです。
そうなると、共済などの「モノなしマルチ」はどうなるのだ?
特定商取引法第33条で「物品があること」と最初に明記されているのだが。
そう、私は無知が災いしてネズミ講という犯罪に巻き混まれていたのですが、
何しろ僕は運が良い。
このときギリギリで犯罪に巻き込まれなくて済んだのです。
続きは
第5話 大手ネットワークビジネスの会社 ニュースキン登場
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第1話 プロローグ(序章)
第2話 勉強が大嫌いな少年期
第5話 大手ネットワークビジネスの会社 ニュースキン登場
第6話 今度は最大手のアムウェイ登場
第7話 業界で急成長中のneways登場
第8話 neways行政処分の衝撃
第9話 保険の外交員になり、金融商品取引法を学ぶ
第10話 月利3%のFXの会社に転職
第11話 なんと詐欺師の会社だった
第12話 大元の会社に助けてもらう
第13話 ここも詐欺師の会社だった
第14話 危機一髪 被害者を救い出す
第15話 警視庁24時(TV番組)に当事者が登場
第16話 山田、スポーツブックアービトラージに挑戦
第17話 次は香港で海外投資?
第18話 偽装通貨で大損した人続出
第19話 勉強するしかない
第20話 これから副業を始めようという方へ
第21話 何をしているのかわからない息子
第22話 両親から託された夢の実現へ