ついに日本上陸!オープン前の体験型ストア『b8ta新宿マルイ店』に潜入
b8ta Japanは8月1日、体験型ストア「b8ta」を新宿マルイ1階と有楽町電気ビル1階にそれぞれオープンする
本日、開業に先駆け行われた関係者向け内覧会へ参加してきたので一足先にその見どころを紹介していこうと思う!
1.b8taとは
まずはじめに、b8ta(ベータ)って何!?という方もいるかと思うので簡単に解説を
今回日本初進出のb8taは、米カリフォルニア州サンフランシスコに本部を構え、商品のショールームや体験スペースの要素を持つ小売店
b8taのビジネスモデルはRaaS(リテール・アズ・ア・サービス)といい、「サービスとしての小売」を意味し、実店舗への出展をより手軽に実現するためのサービスを、サブスクリプションモデルで提供する
現在、アメリカに23店舗、ドバイに1店舗を展開中
● 顧客のメリット
体験型ストアということで、日本未発売の海外最新ガジェットや日本のモノづくりの技術を生かした商品、D2Cブランドのコスメ、ファッション、フードなど幅広い商品を体験できるだけでなく、気に入ればその場で購入することも可能
● 出品企業のメリット
出品スペース分の月額費(30万円前後)を払うことで、商品を展示できお客様に対してPR・販売することができる
通常、出店するとなると固定費(賃料、販促費、水光熱費、人件費・・・)、商品の販売に必要な従業員の手配、トレーンング、シフト管理、在庫管理、物流のサポート・・・といったように様々な費用・手間・リスクが伴う
これらすべてが出店料の月額費に含まれていると考えると、資金力がないベンチャー企業や売れるかわからない商品を試験的に販売したいメーカーなどにとってb8taはかなりありがたい存在だろう
これだけでも十分なサービスだと思うが、b8taに出品する最大のメリットは、店内に設置されたカメラと、商品横に設置されたタブレットから収集されたマーケティングデータである
消費者のデモグラフィックデータ、商品の前に一定時間立ち止まっていた人の数・商品との接触時間などの定量データ、店頭スタッフのコメントなどの定性データまでを出品企業は、出品スペース分の月額費を払うことで取得することが可能!
2.b8ta新宿マルイ店の魅力
同時オープンの有楽町店と比較して、新宿マルイ店の特徴は?
新宿マルイ店は女性ユーザー向けの商品ラインナップとなっていて、コスメ商品が多いのが特徴!
B.C.A.D.(ユーグレナ)
反対に有楽町店は周辺で働く男性ユーザーによる利用を予測し、ガジェットが豊富に展示されている!(新宿マルイ店はApple Storeが隣接しているため、商品展示に制限があるとのこと・・・)
3.個人的に気になった商品
● カインズ × b8ta Japan
ホームセンターのカインズ × b8ta Japanの共同により、カインズ独自開発のプライベートブランド商品をはじめ、開発品を展示
カインズは今後、手に触れ、体験し、購入することができる、お客様に選ばれる“IT小売企業”を目指していくという
● AveineのSmart Wine Aerator
今回一番欲しいと思ったアイテムはこちらの
なんとこちらの商品、専用アプリでワインのラベルを読み込むだけで、そのワインの理想的なデキュンタージュを再現し最適な熟成度でワインを飲むことができるだけでなく、ワインに関する情報、ショッピングなども行うことができる
コロナウイルスが落ち着き、実際にその場でワインの見比べができたりしたら面白いかも・・・
CORAVIN愛用者には是非お勧めしたい商品です!!!
4.最後に
「サンフランシスコのスタートアップb8taって凄いな!」
と思った人も多いのではないでしょうか?
しかし、日本にもb8taのようなビジネスモデルを展開している企業がある
二子玉川ライズの中にある蔦屋家電エンタープライズが展開する「蔦屋家電プラス」だ
メーカーなどの企業は出品スペース分の費用を支払うことで商品を置くことができ、商品の前にどれくらいの時間お客様が立ち止まっていたか、その人の性別と年齢、お客様との接客中の会話の内容などのマーケティングデータを得ることができる
b8taや蔦屋家電プラスのような、生産者と消費者をつなぐ場を提供する企業に対して
「デベロッパーは何を提供できるのか」
「商業施設の中に賃料を支払って出店するメリットは何なのか」
という命題を突きつけられた気がする。。。
Gratitude for the meeting!!!
>>>>>>>◇◇◇>>>>>>>◆◆◆>>>>>>>
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?