「ガーデンローズ」4度目の挑戦。 〜花びらの動きをつけてみた〜
佐藤ローズの中でも、ふわっと丸みを帯びたフォルムが美しい「ガーデンローズ」。
綺麗に仕上げるにはどうしたらいいか、研究の真っ最中です。
今日は、花びらに躍動感を持たせてみました。
前回は紙が破れてしまったので、ちょっと大胆にアレンジ。
(前回:2019/09/16)
使った素材は、ヴィヴァルディの「RED」。
以前「ハイブリッドティーローズ」で使った「DARK RED」よりも明るく、鮮やかな色味が特徴です。
それでは、今日の検証内容はこちら。
❶花びらがアグレッシブに!
❷仕込みから慎重に
❸見えない「内側の星」
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❶花びらがアグレッシブに!
「一度大きく開いて、花びらを丸くして、そのまま折り戻す」
佐藤さんのアドバイスを参考に、勇気を出してガバッと整形していきます。
花びらの面積が広がって、全体がより大きく見えるようになりました。
Before-Afterを比べると、より丸みを帯びているのが分かります。
しかし、ちょっと盛大にやり過ぎたかも…
鮮やかな赤色も相まって、見方によっては火の玉のようにアグレッシブな仕上がりに。
一番外側がしっかり見えるように、もう少し控えでも良いかもしれませんね。
❷仕込みから慎重に
今回フォーカスした花びらを、仕込み段階で見てみましょう。
工程9で、◯が付いた2箇所にご注目ください。
右側が一番外側の花びら、左側が二番目の花びらになります。
全体をまとめる時は、この部分を酷使しないように気をつけましょう。
余らせる幅は、小さ過ぎると工程41で伸ばす際に破れるし、大きく過ぎると伸ばせません。
私も試行錯誤の最中ですが、何回かやってみると、ベストバランスが見えてくると思います。
❸見えない「内側の星」
ガーデンローズは、工程20あたりで綺麗な星形が現れます。
五角形の中心を沈め折り(opensink)してできる構造で、ハイブリッドティーローズやニューモダンローズにはない特徴です。
完成品をひっくり返すと見えますが、ガクを付けると隠れてしまいます。
バラに限らず、高難度の作品には、途中工程に美しい構造がしばしばあるんですよね。
思わず、手を止めて写真を撮りたくなります。
このような一瞬を切り取れるのはプレイヤーの特権で、折り紙の醍醐味でもあります。
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今日もお付き合いいただき、ありがとうございました。
まだまだ作り始めたばかりなので、もっと研究を重ねて、綺麗に作れるようになりたいものです。
今後の検証も、皆さんの参考になれば幸いです。
それから、さっき試しに「ガク」を作ってみたのですが…
上手くハマりません!
どなたかコツを教えてくだされ…
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