【折り紙コラム・番外編】あなたにもある3つの"得意"とは? 〜澤円さん「あたりまえを疑え」から考えたこと〜
折り紙をちょっと一休みして、今日は番外編。
私が折り紙コラムを続けるにあたり、原動力になっている人物のひとりをご紹介します。
澤 円(さわ まどか)さん。
プレゼンテーションのスペシャリストとして多方面で活躍する傍ら、ご自身の経験や、周りとの対話をもとに、働き方・生き方のヒントを発信されている方です。
ボイスメディア「Voicy」をきっかけにファンになりました。
そんな澤さんが、「あたりまえを疑え」という本を出版されました。
書店に行っても折り紙テキストしか見ない私が、珍しくビジネス書コーナーへ…
さて。
とても素晴らしい内容だったので、詳しく感想をお伝えしたいのですが、詳しくは読んでのお楽しみということで。
今日は、皆さんとシェアしたい、本の中の言葉を1つ拝借。
「3つの『得意』を掛け合わせると世界一」
というテーマです。
1つのジャンルでトップになるのは難しいけれど、「ちょっと得意なこと」を組み合わせれば、オンリーワンになれる。
皆さんにも「ちょっと得意なこと」ってありませんか?
今日お話しするのは、私の「3つの得意」について。
❶折り紙が認められた原体験
❷人前で思いきり話す喜び
❸「器用なのにマッチョ」のギャップ
では、どうぞ。
♦︎♦︎♦︎
❶折り紙が認められた原体験
3人兄弟の中で唯一スポーツが長続きせず、買ってもらったスパイクも3ヶ月でお蔵入り。
飽きっぽく、注意力散漫で、おまけにキレる子だった私は、今考えてもダメな所だらけだったと思います。
その中で、折り紙のスキルが周りの大人から認められたのは、大切な成功体験です。
一流の折り紙作家や、どんな作品でも折れるトッププレイヤーになったわけではありません。
しかし、周りの人より「ちょっと上手い」。
また、折り紙の楽しさを伝えることが好き。
講師として登壇させていただいた経験や、コラムでの発信、SNSでの交流を通して、最近だんだん自信がついてきました。
❷人前で思いきり話す喜び
先にも述べたように、私はどちらかというと落ち着きがない子でした。
大きな声を出したり、目立ったりするのが好きだけど、怒られたり、トラブルになったり、人に嫌われたりすることも。
「これではダメだ」と思ったのは、大学生になってから(めっちゃ遅いですね)。
どうやったら自分の意見を多くの人に伝えられるか。
コミュニティの中で、どう振る舞ったら役に立てるか。
こんなことを意識するようになると、自分でもびっくりするくらい、周りが喜んでくれました。
大人になって少しだけ「落ち着き」を覚えた今、ようやく「喋れる」ことを「長所」と思えるようなりました。
今は、大学で専攻していた生物学と掛け合わせて、「面白い生物トークができる人」を目指しています。
ムツゴロウさんや仙石先生ほどキャラ立ちはしませんが、少しでも皆さんに「生物って面白い!」と思ってもらえたら、こんなに嬉しい事はありません。
❸「器用なのにマッチョ」のギャップ
学生時代は、ダンスを7年、器械体操を4年間やっていました。
こう書くと輝かしいですが、私は前述のとおり運動オンチで飽きっぽい性格。
真面目に練習してメキメキと実力をつけていく同期や後輩に、どんどん抜かれていくダメな部員でした。
(それでも、仲良く楽しくやれたのは大切な思い出です)
そんなこんなで、「スポーツやってました」と、ずっと胸を張って言えませんでした。
しかし最近、妻からこんな言葉が。
「『マッチョな折り紙先生』というギャップが良い」
なるほど、そうか。
何だかんだパワー系の運動を続けていた私は、大会で活躍するほどの実力はなかったけれど、そこそこマッチョだ。
スポーツマンは大体マッチョだけど、マッチョな折り紙先生は、あまりいないんじゃないか。
「腹筋が8つに割れていて、腕相撲でほぼ負けナシの折り紙先生」というのは、レアに違いない。
これって、澤さんの言ってた「ちょっと得意なことの組み合わせ」なんじゃないか。
最近になってようやく、自分の強みとして認識できるようになりました。
♦︎♦︎♦︎
今日は、私の「ちょっと得意なこと」を3つ並べてみました。
それぞれが「トップクラス」ではないものの、私に小さな自信を与えてくれます。
「コンプレックス」が「他者にない強み」に昇華したものばかりですね。不思議なものです。
皆さんにも、「ちょっと得意なこと」ってありませんか?
「ネコの写真を上手に撮れる」とか、「映画に詳しい」とか、本当になんでもいいんです。
小さなことを3つかき集めて「世界一のオリジナリティー」と思えば、より人生が彩り豊かになりますよ^^
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