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金・銀の折り紙は、こう折るべし! あじさい折り×ホイル紙で気をつけることは?

あじさい折り「斜め折り四段ピラミッド」を、金色のホイル紙で折ってみました。
サイズは15cm×15cm。

ホイル紙とは、市販の折り紙に1枚ずつ入ってるアレです。そう、子供たちで取り合いになるアレ。

元々が金ピカなのと、正方形の規則的な重なりが合わさり、インゴットを積み上げたような質感になりました。

立体的にしても、平面のままでも綺麗。

本物の金だったら、たくさん作るんですけどね…

さて、今日のコラムは、ホイル紙で上手な作品を作るためのアドバイス。あじさい折りに限らず、どんな作品にも役立ちますので、ぜひご覧ください。

❶ホイル紙って、どんな紙?
❷「ふわプレス」で紙をいたわるべし。
❸他に注意すること。
では、どうぞ。

♦︎♦︎♦︎

❶ホイル紙って、どんな紙?
以前の記事でも何回か解説しましたが、ここで改めて、ホイル紙の特徴を解説いたします。

【メリット】
・紙が薄い
・完成後の整形がしやすい
・ピカピカして綺麗

【デメリット】
・紙が戻らない
・折り筋が消えない
・シワがつきやすい

他にも色々ありますが、ざっくりこんな感じでしょうか。

❷「ふわプレス」で紙をいたわるべし。
同じ折り筋で何回も折ると、だんだん紙が弱くなります。ホイル紙の場合は、メッキが剥がれたように色落ちしてしまうんですよね。

もちろん、紙を酷使しなければ大丈夫なのですが、複雑な作品は、そうもいきません。

特に、あじさい折りの高難度モデルになると、山折り・谷折りを、同じ折り線で繰り返しやるシーンが多くあります。

ここで有効なのは「ふわプレス」。
折り線を逆にする際、紙への負担を最小限にするには、親指と人差し指、2本の指でふんわりつまんであげるといいです。

しばらく(5秒くらい)続けると、強くプレスしなくても「ポキッ」と折れてくれます。

もちろん、折り筋を正確につけられていることが絶対条件。普段より時間をかけて、丁寧に仕込みましょう。

❸他に注意すること。
やっているうちに色々と浮かびましたが、ここでは2点。

まず、作業机を整理しましょう。
普通の紙ならあまり気になりませんが、ホイル紙は、少しのシワも消えずに残ってしまいます。

机の上を整理して、広々と作業ができるようにすれば、自分の腕やヒジの接触を防ぐことができます。ペンやメガネなどの小物も、片付けた方が安心。

そして、時間をかけましょう。
普通の紙より、2倍くらい時間をかけて折るのがオススメ。慎重に折るのはもちろん、細部のチェックもこまめにやれば、より完成度がたかまります。

ホイル紙は事後の修正が難しいので、焦らず、ゆっくり、手塩にかけて作品を仕上げましょう。

♦︎♦︎♦︎

というわけで、ホイル紙についての解説でございました。

総じて、普通の紙より難度は上がりますが、完成したときの満足感もひとしお。

綺麗なので、折るのがもったいない。
自分の実力では、折るのが不安。

と、色々考えちゃいますが、まずは勇気を出して何か折ってみましょう。やってみないと、何もわかりません。失敗したら、また買えばいいんです。

皆さんの折り紙ボックスに、何枚か眠っていませんか?

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