【講座レポ】科学館で折り紙コーナーのレポ。&「中割り折り」は専門用語?
GWに科学館で折り紙ブースを出すのが、ここ数年の恒例となりました。
参加・退席自由のフリー形式。
お陰様でたくさんの方に来ていただき、感謝しきりです。
サポートしてくれた科学館の職員さんも、ありがとうございました。
さて、久しぶりの出張講座。
感想も交えて、この日の様子をお送りいたします。
❶ともは君の「かぶとコレクション」
❷このはさんの「純白巻貝」
❸【反省】「専門用語」の課題
では、どうぞ。
♦︎♦︎♦︎
❶ともは君の「かぶとコレクション」
小学3年生、ともはくんの「かぶと」をご紹介。
(お顔の掲載許可をいただきました)
皆さん、「かぶと」には3種類あるのをご存知でしたか?
普通の形に加えて、ツノが大きなもの、頭が尖ったものがあります。
彼が見事、コンプリートしてくれました!
いずれも「おりがみ4か国語テキスト100」の掲載作品です。
「カブトは飽きた」と渋るお子さんも、意外と興味を持ってくれます。
子どもの日も近いことですし、ぜひ皆さんもチャレンジしてみてください^^
❷このはさんの「純白巻貝」
「巻き貝」を折ってくれたのは、このはさん(中1)。
回転させながら中心をつぶすシーンや、かぶせ折りでカドをねじり、螺旋を作っていく過程には、かなり苦労した様子。
それでも最後まで諦めず、完成させる事ができました!
貝殻のふくらみも、螺旋の仕上げ方も綺麗にできています。
あえて白色を選んだのもステキですね。
今回一番のハイレベル作品。
このはさん、手伝ってくれたお母様、お疲れ様でした!
P.S.
その場で出典を説明するのを失念していましたので、改めてご紹介いたします。
川崎敏和「折り紙夢WORLD」
バラ折り紙の代名詞「川崎ローズ」も載っています。
ユニークな作品が満載の良書です。
❸【反省】「専門用語」の課題
あるご夫妻が、私の数少ないオリジナル作品「イノシシ」を折ってくれました。
(昨年11月30日に公開)
お二人とも完成できたのですが、私の力不足を感じた一幕も。
まず、白黒コピー。
写真を並べて文字を入れただけの折り図は、カラーじゃなきゃダメですね…
そして、「中割り折り」「かぶせ折り」などの専門用語。
知らない方にとっては「何のこっちゃ?」ですよね。
目の前で実演できれば良かったのですが、ワンオペで他の子も見ていたので対応できず。
「開いて、中心を凹ませて、折り目を逆にして、たたみ直す」というプロセスを盛り込むと、工程が長くなります。
もちろん用語を覚えるのが一番なんですけど、サクッとやって「できた!」と喜んで帰ってもらいたい。
この悩み、折り紙を教えたことのある方なら分かってもらえますでしょうか?
教え方に正解がない中、ケースバイケースで対応する日々です。
皆さんが教える際の「ちょっとした工夫」がありましたら、ぜひ教えてください。
♦︎♦︎♦︎
というわけで、反省点もありましたが、とっても楽しい1日でした!
折った作品を嬉しそうに持ち帰るお子さんの笑顔を見ると、幸せな気分になります。
作品をポケットに無理矢理突っ込むのは、いつもの光景。微笑ましいですね^^
ご参加いただいた方には、重ねて感謝申し上げます。
これからも皆さんに楽しんでもらえるよう、精進してまいります。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?