折り紙は、小説のようなもの。「短期集中」・「少しずつ」あなたはどっち?
「あじさい折り・斜め折り四段ピラミッド」
今までに折ったものを並べてみました。
4色のホイル紙で折りましたが、どれも違ったおもむきがありますね。同じ題材なのに、印象がガラリと変わります。
さて。
先日のライブ配信では、「仕込み」「組み立て①」「組み立て②」の3回に分けて作っていきました。
通常、ピラミッドを解説ナシで折った場合は、約1時間(仕込み30分+組み立て30分)で完成します。
皆さんが折り紙をやる際は、集中して一気に仕上げますか?
それとも、時間をかけて少しずつ?
ということで、今日のコラムでございます。
❶スタートダッシュが肝心の、短期集中型。
❷ちびちび派のカギは「やる気スイッチ」。
❸題材との相性を考えてみよう。
では、どうぞ。
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❶スタートダッシュが肝心の、短期集中型。
短期集中型のメリットは、当然ながら早く完成すること。
折りたいと思った作品が、その日のうちに形になるのは嬉しいですよね。
私はどちらかというと、こっち派です。最初からアクセル全開で駆け抜けるのが、気持ちいいんですよね。
ネックは、まとまった時間が必要なこと。
仕事や家事を早く終わらせて、「さぁ、やるぞ!」と気合いを入れる必要があります。
私はたまに、熱中しすぎて夜更かししてしまうのですが、良くないですね…健康第一です。
❷ちびちび派のカギは「やる気スイッチ」。
ちょっとずつ進める派のメリットは、慎重になれること。
昨日の自分を客観的に見て、小さなミスや誤差に気づけるのも、大きな強みです。
また、1日の作業時間が短いと、無理なくできますよね。
デメリットは…モチベーションが続かないことでしょうか。
「やる気スイッチ」を何度もONにする必要があるので、結構エネルギーを使います。
特に、2日以上空けると、どんどん先延ばしになっちゃうんですよね。結局そのまま放置…なんてことも。
「途中で放置された作品を見るたびに、やる気が出ない自分を責めてしまう」という経験があるのは、私だけでしょうか?
❸題材との相性を考えてみよう。
人によって基本的なスタイルはあると思いますが、折る題材にによって使い分けられたらいいですね。
例えば、ユニット折り紙。同じパーツをたくさん作る作業は、一気にやると飽きてしまいます。
別の作業と並行して、もしくは何日かに分けてやるのがオススメです。
一方で、1枚の紙で複雑なものを折る場合は、一気に仕上げてしまった方がいいと思います。
翌日にテキストを開いても、頭がついていかないことがあるんですよね。
「複雑系やる気スイッチ」をONにするのは、いつも以上にエネルギーが要るんです。
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折り紙を進めるのは、小説を読むのに似ています。「一気に読みたい人」「少しずつ読みたい人」のような感じ。
時には途中で放り出してもいいし、時間の使い方は人によって様々です。
せっかくの趣味ですから、無理のないように。
柔軟な気持ちで折り紙を楽しみたいですね^^