折り紙をカッターナイフで「折る」。こだわりの使い方を伝授!
今日は、私がよく使う「小道具」をご紹介。
それは…カッターナイフです!
紙をカットするのはもちろん、「折る」のにも活躍しています。
愛用しているのが、これ!
通称「ほねカッター」です。
高校の修学旅行の時に、沖縄・美ら海水族館で買いました。
12年モノですが、まだまだ現役。
紙が切れちゃうんじゃないの?
ケガしないの?
という心配もあるでしょうが、正しく使えば大丈夫。
小松英夫さんの「パピヨン」と一緒に、詳しく解説していきましょう。
❶ポイントは「薬指」
❷当てる→押し付ける→かぶせる
❸安全第一
では、どうぞ。
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❶ポイントは「薬指」
うまく刃先を使うには、持ち方が肝心です。
親指・人差し指・中指の3本でしっかり持ったら、薬指に刃先を当てます。
そして、薬指と刃先で、作品を挟み込むんです。
カッターの刃先と指で、作品が持ち上がるくらい強く挟めればOK。
私はこの形が一番しっくり来ますが、感覚は人それぞれ。
あくまでも参考程度に考えて、ご自身のベストな持ち方を研究してみてくださいね。
❷当てる→押し付ける→かぶせる
具体的な手順を、3段階で解説いたします。
①折りたい線に沿って、刃先を当てる
刃を逆さにして、刃の正面を紙に当てます。
②押し付ける
指にめり込ませるように、ギュッと押し付けると、V字に折れてくれます。
③かぶせる
ある程度折り線がついたら、そのままパタンとたたみます。
私は刃先でやっちゃいますが、指でやってもOKです。
こんな感じです。
カッターの刃の断面は90°に尖っているので、カドをうまく押し当てることができれば、まっすぐ綺麗に折ることができます。
【追記】
コレは「パピヨン」の工程100なのですが…
ひとつ前の工程99で、折る方向を間違えてますね。大変失礼いたしました。
❸安全第一
怪我しないために、刃をむやみに動かさないように。
なかなか折り筋がつかないからと言って、刃をスライドさせるのはNGです。
「押し付ける〜緩める」の動作を繰り返して、少しずつ繊維をほぐしていきましょう。
それと、私はよく刃を出しっぱなしにしてしまうのですが、何度かヒヤッとする瞬間がありました。
お子さんが触れたら大変です。
少し面倒かもしれませんが、こまめにしまって安全に使いましょう。
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というわけで、今日は作品の解説というより、小道具の紹介でございました。
爪楊枝をよく賞賛する私ですが、カッターくんもなかなかの優等生です。
特殊な道具ではなく、普通に手に入るのが良いですよね。
皆さんも、ちょっと手こずってしまった時は、周辺を見渡してみましょう。
意外なアイテムが大活躍するかもしれませんよ。
身近な道具をサッと使って、気軽に楽しめたらいいですね。