和柄コスプレ折り鶴で、正月休みを締めくくる。 〜有澤悠河さんのカドマツル・クリスマスツルー〜
お正月休みも昨日でおしまい。
私と同じく、今週から仕事始めの方も多いのではないでしょうか。
2020年は、「お嫁に行きまツル×新郎鶴」がいきなりスピード婚を果たすという、幸先のいいスタートとなりました。
(2020/01/03)
https://note.com/masanii_origami/n/n1cc099758959
(2020/01/05)
https://note.com/masanii_origami/n/n6ea8d23e8ce6
さて、今日ご紹介するのは、「カドマツル」と「クリスマスツルー」です。
こちらはアレンジなしの、有澤悠河さんオリジナル。
ダイソーの和柄で作ったら、並んで初詣に出かけていきそうな、華やかなカップルが誕生しました。
クリスマスツルーは、和装に「お着替え」すればお正月仕様になるんですね。
数日でブームが去るのは勿体ないと思っていたので、嬉しい発見です。
出典はどちらも、「おりがみ王子のカワイイ!けれど難しすぎるおりがみ」。
(通称「カワ難おりがみ」)
※クリスマスツルーは「至高のおりがみ」にも載っています
今日は2つの作品を、工程全体を見渡しながら比べてみました。
個人的な見解と、私なりのアレンジとしてお読みいただければと思いますが、少しでもお役に立てれば幸いです。
🍀今日のトピック🍀
❶基礎が大事なカドマツル
❷難所がふたつのクリスマスツルー
❸クリスマスツルーのひと工夫
♦︎♦︎♦︎
❶基礎が大事なカドマツル
難度はどちらも★★★★☆(星4つ)。
個人的には、どちらかというと「カドマツル」の方が難しかったです。
工程数はカドマツルの方が短いのですが、意外と細かい所に気をつかいます。
また、全体の1/3が仕込みなのも、大変に感じるポイントかもしれません。
でも、最初の折り筋は「ビルの基礎工事」みたいなもの。
しっかりやるほど後がラクになるので、頑張りどころです。
特に、「竹」のパーツになる長〜い直線は、幅がちゃんと均等になるよう、周りのラインに正確に合わせましょう。
テキストの目印が見づらいところは、過去の記事にて解説していますので、良かったら参考にどうそ。
(2019/12/29)
https://note.com/masanii_origami/n/n0692434d3e2b
❷難所がふたつのクリスマスツルー
「クリスマスツルー」の仕込みは、9工程のみ。
早い段階でポコポコと形ができていくので、楽しく進めていけます。
難所は37の「沈め段折り」と、55-57のカドをずらすシーンでしょうか。
複雑系にはそこそこ出てくる「頻出問題」なのですが、慣れない方には高いハードルに感じるかもしれません。
でも、あせらず、全体を見ながら、少しずつ進めれば大丈夫。
これらの立体的な折り方がスンナリできるようになると、折れる作品の幅がかなり広がります。
ちなみに「至高のおりがみ」に載っているのは、写真ではなく、専用ソフトで作られた「理詰めの折り図」です。
慣れている方には、やはりこっちの方がしっくり来ますね。
これを機に複雑系に興味を持ったあなた、要チェックですよ!
❸クリスマスツルーのひと工夫
慣れてきたところで、私なりの工夫ポイントをご紹介いたします。
まず、サンタ帽子のかぶせ方。
工程83どおりに段折りすればいいのですが、紙の弾力のせいか、戻って上を向いてしまうのが悩みでした。
ここは、後ろ部分をちょっとつぶすと、帽子を深く倒したまま固定することができます。
それから、「そで」の仕上げ方。
クルンと筒状に巻いてあげると、立体感が出ます。
この仕上げは以前からやっていて、私のこだわりポイントのひとつになっています。
どちらも簡単で、ちょっとした動作なので、良かったらやってみてください。
そういえば、帽子の仕上げのひとつ「工程82」が抜けていましたね。
「至高のおりがみ」にはなかった工程ですが、コレをやると帽子がより綺麗に仕上がります。
撮影後に気付いたので申し訳ありませんが、ご勘弁くださいませ。
♦︎♦︎♦︎
というわけで、今日は「カドマツル」「クリスマスツルー」、有澤さんオリジナルの2本立てでございました。
ドラゴンなどの大がかりな複雑系や、素材からこだわる佐藤ローズも楽しいですが、こうして普通の15cmでサクッとできる作品は、折り紙らしくて良いですね。
皆がびっくりするような高難度と、親しみやすい手軽な作品。
どちらも、バランス良く楽しんでいきたいと思います。
#クリスマスツルー #カドマツル #かどまツル #有澤悠河
#至高のおりがみ #カワ難おりがみ
#おりがみ #origami #paperwork #折り紙 #折り紙作品 #まさにぃ