折り紙の魔法がとけないまま30歳になった、まさにぃの気持ち。
友人の結婚式につけていくブローチが完成しました。
「あじさい折り・基本形A」の発展で、花びらを4輪、内側から折り出したものです。
裏側にピンを仕込んで、スプレーニスを塗りたくって完成。
**よし!
これはイイぞ!! **
やはり、黒色のシブさは最高です。
グラデーションの色合いも、いい感じ。
時間がなくて超特急の制作になりましたが、久しぶりのブローチ作りはとても楽しかったです。
明日が楽しみでなりません。
さて、今日のコラムはちょっと路線変更。
ある方のツイートをきっかけに、私が考えたことをお話しします。
❶はましゃかさんのブログ
❷折り紙と私
❸魔法をかける立場になりたい
では、どうぞ。
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❶はましゃかさんのブログ
ある日のこと。
ラジオをきっかけに昨年からファンになった、はましゃかさん( @shakachang )のツイートが目に留まりました。
**「子供の頃好きだったもの、ずっと好きでいるのって意外と難しい」 **
というもの。
ブログでは、出身校の「虫研」に遊びに行った時のことを記事にされていました。
カイコの飼育や、季節の昆虫との出会いなどを通して「虫と友達だった」子供のころ。
そして、いつしか、虫が嫌いになってしまった時のこと。
虫研「TUBE」の方々との交流から、世界平和にまで話が発展していく素敵な記事に、思わず読み込んでしまいました。
リンクを貼っておきますので、ぜひ読んでみてください。
いろんなスタンスで虫を愛しすぎ! 多摩美虫部(TUBE)が教える虫の魅力
❷折り紙と私
折り紙は「虫」というジャンルほど、世の中から嫌われるものではないので、はましゃかさんのブログでおっしゃることとは少し異なるかも知れませんが…
この記事を読んで、自分がずっと続けている折り紙のことを考えていました。
みんなスポーツや、テレビ番組など、様々な娯楽に身を投じていく中で、よく自分だけこんな歳まで続いたものだと驚いています。
思えば人生の所々で、折り紙を続けるきっかけがありました。
実家に転がっていた「月刊おりがみ」のチャレンジコーナーに四苦八苦していた、小学生のころ。
「神谷哲史作品集」を紹介され、複雑系作品の壮大な世界を知った高校1年のころ。
そして、SNSを通じて、様々な作家さん・作品と出会える現在。
今もこうして折り紙を続けられる環境に、とっても感謝しています。
❸魔法をかける立場になりたい
はましゃかさんは、小さい頃に虫と共に過ごした思い出を、「魔法」という表現を用いていました。
「魔法がとけていない」虫研の方々との交流は、本当に充実したものだったのだと、文章を通して伝わってきます。
記事を読んだ後の数日間、「私は、折り紙を通して何がしたいのか」とぼんやり考えていたら…
「トキメキという魔法」を与え続ける立場になりたい!
という結論に至りました。
ブログの結びに、
「これを読んだ誰かが、ちょっとだけ、''友達''だったものを思い出しますように。」
とおっしゃっているように、私も私のコラムを通して、折り紙をやめてしまった誰かが、少しでも折り紙の楽しさを思い出してくれたら、とても嬉しいです。
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そういえば先週は、20代最後の週末でした。
その日は、小学校のイベントに呼ばれて、子供たちに折り紙を教えていました。
その数日後、30歳になった当日は、お年寄りの方々に折り紙を教えていました。
初めてチャレンジした作品が完成したときの、お子さんの輝いた表情。
「懐かしい」「難しい」と苦戦しながら、ワイワイ折り紙に熱中するお年寄りの表情。
どちらも「魔法」にかけられたみたいに、キラキラした目をしていました。
まだ折り紙を知らない人には、魔法をかけてあげたい。
魔法がとけてしまった大人たちにも、もう一度魔法をかけてあげられるような。
いつまでも、そんな存在でいられたらいいな。
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