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佐藤ローズはバラだけにあらず!正六角形から作る「ヒメユリ」を折ってみた

バラ折り紙のバイブルである佐藤直幹氏の著書「一枚の紙から作るバラの折り紙」と「美しいバラの折り紙」。

この2冊、実はバラ以外の花も載っているんです。

今日はその一つ「ヒメユリ」をご紹介。
佐藤ローズは正五角形ですが、こちらは正六角形から作ります。

使った紙は「クラッポマーブル」の白。
サイドからの光を青く反射する、不思議な素材です。
年末に佐藤ローズを折って以来の登場となります。
(2019/12/27)
https://note.com/masanii_origami/n/nc8e20e6ffcee
(2019/12/31)
https://note.com/masanii_origami/n/nb62e68c13ba4

紙が重なっていくほど、クラッポマーブル特有青い潜在色が浮かんできます。たまりません!

本来ヒメユリは黄色やオレンジ色なのですが、この素材をどうしても使ってみたかったんですよね。

白い花を咲かせるユリもあることですし、今回は良しとしましょう。
リアルカラーはまたの機会に、ということで。

☘今日のトピック☘
❶花と葉のサイズ
❷終盤の厚み対策
❸あれ、茎は?

♦︎♦︎♦︎

❶花と葉のサイズ
ヒメユリの基本サイズは21cm。
A4の用紙が、そのまま使えます。

葉のサイズは7.5cm。
こちらは、市販の15cmを4カットすればOKです。

A4のクラッポマーブルも、15cmのタントも、Amazonで普通に手に入るのが嬉しいところ。
タントは、書店に売っていることも多いです。

素材の調達も加工も、なるべく折り手の負担にならないよう配慮されているんですね。

デザインの美しさだけでなく、こうした気遣いが感じられるのも、佐藤直幹さんの作品が愛される理由なのでしょう。

❷終盤の厚み対策
21cmで作ると結構小さくなるので、終盤(工程15以降)はパワープレーです。

折りにくい場合は、紙の繊維をほぐすように揉み込んで、密着度を高めましょう。

工程16では、端がだんだん中心に寄ってきてしまうので、あらかじめスキマを多めに取っておくのがオススメです。

また、これくらいの厚さになると、必然的に紙が浮いてきます。

こういう時、私はノリを躊躇なく使う派です。
ダブルクリップで留めて乾燥させたあとに、工程20のカールをやります。

クラッポマーブルは表面がザラザラしているので、ノリが付きやすいです。

❸あれ、茎は?
花と葉っぱを並べて写真を撮りましたが、よく見たら茎がありません。

ワイヤーで茎と雌しべを作ろうと思ったのですが…それは次回のお楽しみということで。
(この状態でもソレっぽく見えるのは、典型的な錯視ですね。)

テキストでは花の中に1本の芯があるだけですが、ユリ科の植物を調べてみたら、雌しべ1本・雄しべ6本なんですね。

これを次回までに再現してみたいのですが…
果たして、ワイヤー細工がヘタクソな私にできるのでしょうか。
う〜ん、頑張ります!

♦︎♦︎♦︎

佐藤ローズのテキストより、「ヒメユリ」でございました。

バラ以外の作品は未挑戦だったのですが、やってみると面白いですね!
これを機に、他の作品にも手を出してみたいと思います。

佐藤さんからいただいた特注のA3クラッポマーブルも、これらの作品なら見ごたえがありそうです。

でも、まずはヒメユリちゃんの茎を作らなくてはいけませんね。
次回のコラムに、ご期待くださいませ。

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