ガーデンローズを小改造。 〜中心の沈め折りをより深く〜
ふっくら丸い花びらが美しいガーデンローズ 。
佐藤ローズの入門書「1枚の紙から作る バラの折り紙」の表紙を飾る逸品です。
先日、久しぶりに折ってみて、仕上げのコツが少しずつ分かってきました。
(2020/02/05)
https://note.com/masanii_origami/n/n33633721394e
今日お送りするのは、ちょっとした新しいチャレンジ。
中心の見せ方を変えるため、仕込みの段階で少し手を入れてみました。
🍀今日のトピック🍀
❶沈め折りを多めに
❷2/5ライン・1/2ラインの比較
❸まさかの貫通…
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❶沈め折りを多めに
つぼみのような5枚の花びらと、その中から顔を出す突起。
マニアックかもしれませんが、ガーデンローズで一番好きなポイントはここです。
慎ましい感じが、たまりません。
この構造の正体は、工程17-21の沈め折り。
沈めた部分はひっくり返されて、そのまま突起になるわけです。
通常は上から2/5の地点で沈めるのですが、今回は少し多めの1/2でやってみることに。
こうすることで、突起がより上に出るようになります。
(また、この方が折り筋をつけるのは簡単です。)
あとは、テキスト通りに作るだけ。
さて、結果はいかに!?
❷2/5ライン・1/2ラインの比較
2/5ラインで沈めた前回は、中心が沈み込んで見えなくなっています。
周囲の花びらをかき分けるように広げ、辛うじて横から突起を見せている感じです。
今回は、中心とサイドを物理的に同じ高さにしたので、開かなくても中心が見えるようになりました。
前回は厚みのあるヴィヴァルディ、今回は薄いタントなので、純粋な比較はできませんが、一応予想どおりの結果です。
どちらが良いかというと…
う〜ん、やはりテキスト通りの2/5ラインかなぁ。
今回のものは、外側がピッタリ閉じすぎているような気がします。
中心の突起は、さりげなく見えた方が綺麗なのかもしれませんね。
次は、もう少し厚い紙で再テストしてみようと思います。
❸まさかの貫通…
お察しの方もいらっしゃるかと思いますが、またやってしまいました。
中心、穴あきました。
ああもう!
穴を通してコーヒーの銘柄が判別できるのは、なかなかシュールな光景です。
紙の中心は五角形カットの段階から酷使するうえ、仕込みで頻繁に紙をひっくり返すので、中盤にはかなり消耗しているんですよね。
どうもタントは、こういう負荷に弱いみたいです。
いや、私の優しさが足りないだけなのかも…
最近仕事が忙しくて帰りも遅いし、出張も多いし、自分のことで手一杯だったからなぁ。
妻に愛想尽かされないよう、プライベートも大切にしようと思います。
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ん?
何の話をしていたんだっけ。
そうそう、ガーデンローズです。
新しい作品にチャレンジするのも良いですが、既存の作品を突き詰めるのも大切ですね。
見逃していたポイントがあったり、テキストに載っていないコツを発見したり。
今回のような「実験」も、楽しみの一つです。
勝田恭平さんの講習会で言われた「作品への理解度」は、一筋縄では深められないとつくづく実感いたします。
作家さんへのリスペクトも込めて、一つ一つの作品を大事に折っていきたいと思います。
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