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冥界の番犬ケルベロス、ついに完成! 〜ホイル折り紙がやめられない〜

神谷哲史作品集2「ケルベロス/Kerberos」

完成しました!!

デビル・メイ・クライ3のボスキャラをイメージしていたのですが、ちょっと雰囲気が違いますね。
氷というより金属ですが、これはこれで良い感じです。

3つの頭と手足は繊細ですが、体は面が広くシンプルなつくりで、動物らしいシルエットになってます。

「全てのパーツが複雑ならOK」ではなく、こうしたバランス次第でリアルさが増すのも、複雑系の面白いところです。

さて。
ここ1ヶ月ほど、ホイル紙ばかり扱っていたので、ホイル紙の特徴をまとめてみました。
過去に触れた内容もありますが、おさらいの意味も込めて。

☘️ホイル紙の特徴と魅力☘️
❶何枚重ねても大丈夫
❷弾力ゼロの頑固者
❸独特のキラキラ・ツルツル

☘️☘️☘️

❶何枚重ねても大丈夫
ホイル紙は、普通の折り紙よりも薄いです。
複雑系は紙が厚くなりすぎると折れなくなるので、とっても重宝しています。
(53cmホイル紙でも物理的に無理そうな、ヤバイ作品はあります)

今回のケルベロスも50枚以上の重なりが出たので、普通の紙質では難しかったでしょう。

教育折り紙のパッケージが手元にある方は、同じ作品をプレスして比べてみてください。

❷弾力ゼロの頑固者
ホイル紙は折れ目が戻らないので、紙を開いたり、沈めたりしづらいんですよね。
山折り・谷折りのスイッチも一苦労です。

弾力もなく、すぐシワシワになるうえ、一度つけた線は消えません。

折りづらく、間違えると大変。
ホイル紙が難しいと言われるゆえんですね。

しかし、ひとたびキッチリ決めてしまうと、驚くほど緻密な構造を作ることができます。

限りなくシャープな先端ができるのは、薄く密着度の高いホイル紙ならではの芸当です。

❸独特のキラキラ・ツルツル
金属細工のような繊細さと、広い面のなめらかな光沢。
前述のようにクセのあるホイル紙ですが、それでも惹かれてしまうのは、これらの魅力があるからです。

パーツによって光り方が変わるので、一つの作品で様々な表情を見せてくれます。

特に、過去に紹介したカマキリやクワガタ、ヤドカリなどの節足動物との相性は抜群で、本当にクセになります。
(2020/05/31)
https://note.com/masanii_origami/n/nc2b98c4d93a0
(2020/05/21)
https://note.com/masanii_origami/n/ncedec234fedc
(2020/05/17)
https://note.com/masanii_origami/n/n2b9885f39899

☘️☘️☘️

ちょっとコラムの形式を変えてみました。
いつも同じ事をやるより、少しずつ、何かしらトライを重ねていきたいものです。
変化しつつも、折り紙の活動はこれからもライフワークとして続けていきたいと思います。
今後もお付き合いいただければ幸いです。

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