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ユニバーサルデザインの強化書14 思い込みの排除5
エピソード5:それは聴覚障害かも
「ボーっと歩いてるんじゃないよ」
自転車や車に乗っていて、路地の交差点などで、人にぶつかりそうになって、そう思ったことはありませんか?
その人は、スマホを見て歩いていたわけでもなく、白杖を持った視覚障がいの方でもない場合。ボーっと歩いていたから、車の気配に気づかず、ぶつかりそうになった、と思いがちです。
気配は、物の動きだけでなく、音でも察知します。もし、耳が聞こえなかったとしたら、音で察知はできません。ですのでその人は、聴覚障がい者かもしれません。
そして、聴覚障がい者は、見た目は、障がいがあるとわからないので、行動について誤解されがちです。
視覚障がい者は移動するとき白杖を持っている、肢体不自由な方は移動するとき車椅子を利用している、見た目で障がいのあるなしが判断できます。
聴覚障がい者や内部障がい者(臓器に障がいがある方)は、見た目で障がいがあるかどうかわかりません。
人を見た目だけで判断すると、間違った解釈をしてしまう。
思い込みの排除はやはり重要だと思います。