閉校が土壇場で覆ったという設定での2021年度卒業間近の架空のインタビューその② 2/4
ゆめきあへの架空のインタビュー第一部後半です。
フィクションです。
---素晴らしい。そして四人の転入生を迎えます。そこでの木村さんの成長ぶりも中等部3年の皆さんが褒めていましたよ。
野崎:珠愛のことだと思うんですけど、正直私は珠愛が入ると聞いてちょっと「まいったなぁ」と思ったんですよ。珠愛はさくらのイベントにはだいたい来てましたから2020年のメンバーもよく知っていてくれてましたけど、メンバーの家族とメンバーは違うじゃないですか。それに姉妹でメンバーになるのは今までなかったし、ちゃんと先輩と後輩の関係でいないと他のメンバーにも悪いしって…
木村:それで私が珠愛ちゃんを教えるよって言ったんですけど、全然大丈夫でした!ダンスは最初苦戦したけどすぐに上達したし、レッスン中は結愛ちゃんが注意することがあっても、ちゃんと後輩として聞いてました。それに珠愛ちゃんストレートのサラサラヘアだし、可愛いし、それとですねぇ、聞いてください。珠愛ちゃん、めっっっちゃいいにおいするんですよ!もうすごいんです!
---さすが日誌でもしょっちゅう匂いを嗅いでる木村さんらしいコメントですね。
野崎:(爆笑)
木村:違うんです!そうじゃないんですよ。聞いてください!珠愛ちゃんは食べ物じゃありません!それに私最近においかいでません!
野崎:(ツボに入って悶絶)
木村:だってですねぇ、この前の(TIFの)スカイステージに「においをかぐ!!」ってプリントしたTシャツを着てる父兄さんがいたんですよ。それもたくさん!ヤバくないですか?それで私、「封印」したんですよ。
---野崎さん?
野崎:…すみません…ヒィ…いや…なんか…全力でしてないって…言ってるけど…ククク…咲愛今でも…レッスンのお昼休憩で…お弁当の…匂いかいでるじゃんって思って…(涙を流しながら机をバンバン叩く)
木村:もぉー結愛ちゃん!
---(笑)「野崎さんが整うまで少々お待ち下さい。」ですか?
野崎:大丈夫です。
木村:ゴメンね結愛ちゃん。
野崎:いいよ。えーっと、なんの話でしたっけ…あ、咲愛だ。言ってもらってすごく嬉しかったですよ。あの一言ですごく気が楽になりました。珠愛のことだけじゃなくて、彩華や美優ちゃんにひよりちゃんのことも咲愛がしっかり教えてくれました。2021年度が始まってからもしばらくは簡単には東京に行きにくくて。もちろん卒業生の方も指導してくださったりしましたし、結愛や中3もリモートで参加しましたけど、在校生では咲愛がしっかりみんなを教えてくれて、すごく頼もしいな、と思いました。
木村:美優ちゃんもひよりちゃんも、レッスン中はすごく集中してるし、うまく行かないことがあっても次のレッスンまでにちゃんとできるようにして来るんですよ。私達は2年間同じメンバーでやってきたのでちゃんとついてこれるかなって心配だったんですけど、ぜんっぜん大丈夫でした!
野崎:二人とも可愛いんですよぉ。一緒にレッスンするときは「結愛ちゃ〜ん」って来てくれるんですよ!いっぱいぎゅーってしました!あと、彩華が来てくれたのはホントにホントに嬉しいです。中2で転入って大変だと思うんですけど、すぐに溶け込んでくれましたし、ダンスも顔笑ってるし。それに彩華がいるとトークがすごく楽なんです。今の中3は結構好き勝手に喋りまくるので私一人でまとめなきゃいけなかったんですけど、彩華もすごくトークを仕切ってくれるし、あまり打ち合わせしなくても自然に…なんていうんだろ、お互いの役割がわかっていて分担できる感じで。彩華が中3のお世話をしてくれるおかげで結愛は後輩のお世話ができてます!
(横で聞いていた森ハヤシ先生が飛び入り)
森:ちょっと僕からもいいですか?野崎と並木ってすげぇバランスがいいんですよ。片っぽが押したら片っぽが引くみたいな感じで。野崎の言うように八木は中途半端にちゃんとしようとして滑り気味だし、田中は語彙力ねーし、佐藤は巻くってことを知らねーし、戸高はクールな振りして何言い出すかわからんし…
木村:先生!結愛ちゃんそんな悪口言ってません!
森:あ、すみません失言でした〜(笑)冗談はともかく今のさくら学院のトークは野崎と並木で回してるみたいなもんですよ。
野崎:ありがとうございます。
森:それと、中3の話聞いてて気になったんだけど、卒業生が色々教えてくれたって言ってたじゃん。その中に中元がいないわけ。歌だったらなんで中元先輩は教えてくれねぇの?あいつ勿体ぶったのかよ?
木村:実はですねぇ、えっと…あれだ。最愛ちゃんとダンスのレッスンをしている時にすず香ちゃんが差し入れを持って来てくれたんですけど、その時にすず香ちゃん、「すぅでよかったら歌でもダンスでも教えるよ!」って言ってくれたんですよ。すごくないですか?もう、めっちゃ嬉しくて!でも…なんて言うんだろ…その…その場で最愛ちゃんに全力で?止められてました。
---なにか理由があったんでしょうか?
木村:言っていいのかな?
結愛:いいんじゃない?
木村:じゃあ…最愛ちゃんが言うにはですね、えーっと、なんて言ってたかな…あ、そうだ!えっとですね、「すぅちゃんは感覚の人だから初心者は混乱するよ?『なんかー、最初はいい感じで1Bからダーッといってそのまま2サビでバン・バン・バン・ドーン!そして落ちサビでストン。そこから大サビはオレンジ色で。』でわかる?」って…
野崎:(再度ツボに入る)
---それはなかなか難易度が高そうですね(笑)
森:変わってねーなー(笑)
第二部に続きます