老舗旅館の若女将という私の使命と可能性♡VOL.3
こっそり、誰にも内緒でOKをした政策策定チーム
わたしは、ワクワクしたらそれを選んでいいんだという信念
わたしが好きになりつつあるまちのことに関われる機会なんて、そんなに簡単には訪れない。7ヶ月くらいの子どもがいようとも、私はワクワクすることをしたかったんです。
こっそりなので、もちろん子供を預けるなんて言えません。今は旅館に暮らしていますが、当時は他のところに住んでいたので、19時からの会議ということもあり、家に帰るといいながら市役所へ会議に向かったりしていました。
子どもはどうしたかというと、託児することにしました。
助けてもらえる制度を活用して会議に向かったときの心の痛み
私は、韮崎市にある「ふぁみサポ」の制度で、夜遅くまで子供を預かってもらえる制度を知って、早速活用させてもらいました。韮崎市民は、1時間当たり半額を助成してくれます。1時間700円なので、350円になります。20時以降は800円ですが、実質400円で預かって頂けます。近所に21時まで預かってもらえるご自宅があったので、そこに行くことにしました。
旅館に内緒で会議に向かっていたということに後ろ髪を引かれていましたが、子どもを預けた時の大きな泣き声には、全然慣れませんでした。子どもの泣き声に後ろ髪をひかれながら、私は会議に向かいました。わたしも泣きそうになっていました。
迎えに行くと、出かける時よりはけろっとしていました。3回くらいは、大泣きしていましたが、だんだんと私を見送ってくれるようになりました。
子どもを預かってもらえることで、子どもも私も母親として、お互いに成長していったかなと思います。
まだ一人ではいられない子どもがいるとき…誰にも預けられないから諦める??
私はその後も、市役所の方からいろいろな役割を頂いたり、移住者応援団にも入れて頂けたりと、地域の方々と一緒になる機会が増えていきました。韮崎市のことを一気にたくさん知る事ができて、とてもワクワクしていました。
韮崎市男女共同参画推進委員会にも委嘱していただき、ますます幅広い地域の方とお会いすることができました。そんなとき、私は旅館住まいをすることになったのです。これから先、私はでかけることができるのだろうか・・・。
私が市役所で役割を頂いていることは、他の人から家族に伝わるようになっていました。義父さんが元市議会議員ということもあり顔が広く、私は広報や地方紙や雑誌に載る機会が増えて、義母の耳に入るようにもなりました。なので、私が外で活動していることは知られていなかったわけではありません。
だんだんと、家族にも理解されるようになったものの、会議の時間帯は旅館にお客様がいる時間帯。そして、その頃は韮崎青年会議所(今の韮崎北杜青年会議所)にも所属していたので、子どもをどうしようかと思い…
さて、この頃から私と子どもの行動が変わっていきます。そして、地域に見守られる子育てを体感していくことになります。
さて、私はどのような選択をしたでしょうか?あなたならどうしますか?