
映画のはなし…黒猫白猫
エミールクストリッツァ、旧ユーゴスラビアの映画監督。
旧ユーゴスラビアなんて、今の人にしてみたらよくわかんないんだろうなぁ。
エミールクストリッツァの代表作と言えば、大体アンダーグラウンドが語られるが、僕は白猫黒猫が一番好きだ。
別に猫好きだからこの作品を好きなのではなく、シンプルにこの作品が好きだ。
たしか観たのは旧日比谷シャンテ。
好きな映画館だ。
まだあるのかな。
僕はちょっと悲しげな映画が好きなのだが、バッドエンドは嫌いだ。
この白猫黒猫は、完璧なまでのハッピーエンド。
観ていてここまで幸せな気分になれる映画があるだろうか。
全編に渡って人間の滑稽さが描かれる今作品。
でもどこか悲しげで、狂気的で、それでも一筋の希望の光が差すような、なんとも素敵な映画だ。
これがエミールクストリッツァだ、と言わんばかりの作品。ぜひ。
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