vision pro使ってみて感じた現状ここが不便
visionOS専用アプリ以外は実質的には使えるとは思わないほうがいい
誤入力
visionOS専用アプリ以外は実質的には使えるとは思わないほうがいい
iPad用アプリも動くことは動くが、使えるとは思わないほうがいい。起動はするにはする、レベル。なぜなら
視線の誤入力や手のクリック動作の誤入力
誤入力がどうしてもあるので。
例えば映画を見ようとする。例えばAmazon Primeビデオを見ようと思うと、今現在はvisionOS用に作られたアプリがなく、Safariから見ようと思ってもアプリで見るように促されるのでiPad用のアプリを起動するしかない(これは余談だが、他の人が書いたvision proの紹介記事などではamazon primeビデオはsafariで見れると言っている人もいるし、私も記憶が定かではないが買った初日はsafariで見れたような気がする。つまりもともとはsafariで見れたのかもしれない。それがある日を境にアプリで見るように誘導されるようになったのかもしれない)。
iPad用アプリをvision proの中で仮想画面として起動するような形になっているので、ユーザーインターフェースがvisionOSに最適化されておらず、iPadの画面として表示される。
そしてvision proはおそらく視線入力か手の誤検出が起こった時、visionOS専用アプリであれば気にならない状態であってもiPadアプリだと映画の画面前面にコントロールパネルが表示されるので、これが映画の没入感を著しく低下させる。visionOSはユーザーからの入力を高いレベルで抽象化しているので、裏を返せば誤検出がどのような仕組みで起こるかユーザーには分かりようがないため、つまりユーザー側で防ぎようがない。2時間の映画一本見る間に10回は誤検出が起こるので、primevideoの映画視聴体験はすごく悪い。
kindleアプリもiPad用なので、ページ送りができてるのかできてないのか分かりにくく、読書体験が低くなる。
私は使ったことないが、他のアプリ、例えばTwitterなども使いにくいと思う。使ったことないのに文句言うのは自分でもどうかと思うが、確信しているのは「iPadアプリにはホバー状態が設定されていないから、視線入力しようとしても、今どのボタンがアクティブになっているのかわかりづらい」のである。どこを押せるか、今クリックしたとして確実に意図した箇所を押せるかどうかは、実際にクリックしてみないとわからない。iPadアプリをvisionOSで動かすことの現時点での致命的欠陥がある。もしかしたら今後、例えばアップル側がiPadアプリにもホバー状態を設定するガイドラインを設けるなどして、さらにそのガイドラインが適切なアプリがvisionOSのAppStoreで優先的に表示されるなどして改善されていくかもしれないが、現状はまだまだ、本当に使いづらいレベル。
たぶん、実際に使ってる人じゃないと文章だけでは伝わりにくいと思うが、要はiPad用のアプリも立ち上がることは立ち上がるがvisionOS専用アプリと比べて体験価値がものすごく低いので、過度な期待をせずにiOSアプリに関しては起動するにはする、レベルで考えていたほうがよさそう。だからアップルの言う、iOSのアプリも使えます!みたいな文言は話半分で捉えておくのが良さそう。
ちなみに、visionOS専用アプリはよくできていて、おそらく今の技術では目や手の誤検知は避けられないので、誤検知があるとして体験が損なわれないようにうまいことユーザーインターフェースなどが総合的に練られているので、いろんなアプリのvisionOS版の登場を期待する。